家づくりコラム
2022年04月13日
失敗例から学ぶインテリアと家具選び!成功のコツもご紹介
インテリアと家具選びに失敗すると、どんなに素晴らしい家でもトータルで見て成功したとはいえません。よくある失敗例を紹介するので、インテリアと家具選びに活かしてください。また、成功するためのコツについても紹介します。
家づくりはインテリアと家具選びで決まる
家づくりは、建物そのものだけで決まるのではありません。建物と調和したインテリア、家具選びにより、家づくりは完成します。
建物や土地に予算を使い過ぎると、インテリアや家具に十分なお金をかけられなくなるかもしれません。その結果、建物と家の内部がちぐはぐな印象になることがあります。
家づくりは、インテリアと家具もすべて含めて考えるようにしましょう。予算が余ったらインテリアや家具にお金をかけるのではなく、最初から、建物の予算とは別にインテリアや家具の予算も確保しておくことが大切です。
インテリアと家具選びのよくある5つの失敗例
住宅そのものには問題がなくても、インテリアと家具選びに失敗してしまうことがあります。よくある失敗例としては、次の5つが挙げられるでしょう。
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部屋の大きさに合わない家具
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統一感のないインテリア
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座り心地の悪いソファー、椅子
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サイズの合わないラグ
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明るすぎる・暗すぎる照明
それぞれどのような失敗なのか、詳しく解説します。
1.部屋の大きさに合わない家具
部屋の大きさと家具の大きさは、バランスが取れている必要があります。あまりにも大きな家具を買うと、部屋に入り切らないことや、部屋が家具でいっぱいになってしまうことがあるでしょう。
そもそも家具売り場はスペースが広いため、売り場では手ごろな大きさの家具に見えても、部屋に運び込むと圧迫感を覚えることがあります。どの程度の家具なら無理なく入り、バランスよく配置できるのか考えて、寸法を決めてから家具を買いに行きましょう。
2.統一感のないインテリア
気に入ったアイテムを買い足していると、統一感がない部屋になってしまうことがあります。部屋に置くものを買うときは、その部屋のイメージやテーマに合うものを選ぶようにしましょう。
例えば、同じ部屋の中にウォルナット材のダークブラウンの家具と、パイン材の白っぽい家具が混在していると、統一感は得にくくなります。木製家具を購入するときは、色味や素材が室内にある家具と同じものを選ぶほうが良いでしょう。
3.座り心地の悪いソファー、椅子
ソファーや椅子を購入するときは、座り心地を確認しておきましょう。デザインとしては部屋にマッチしていても、座り心地が悪いと家具選びに成功したとはいえません。
例えば、沈み込むような座り心地のソファーや椅子は、くつろぐときには適していますが、食事や勉強のときには向かない可能性があります。また、あまりにも座面が固いソファーでは、長時間座ることが難しく、リラックスできないかもしれません。
4.サイズの合わないラグ
サイズの合わないラグも、部屋のイメージを損なうことがあります。例えば、ソファーとローテーブルの下に敷くつもりでラグを購入したけれども、小さすぎて家具がはみ出るかもしれません。
どの程度の大きさのラグが必要なのか長さを測ってから、購入するようにしましょう。畳数だけで決めてしまうと、思ったようなサイズではない可能性があります。
5.明るすぎる・暗すぎる部屋
照明も家づくりの大切なポイントです。照明は明るさが必要な場所を明るくするだけのアイテムではありません。照明一つで部屋全体の雰囲気も大きく左右します。
どの程度の明るさがベストか迷ったときは、複数の照明で明るさを変えられるようにしておきましょう。ワット数を抑えた天井照明に、フロアライトやダウンライトを組み合わせ、時間帯や過ごし方に合わせて好みの明るさに調整します。
また、カーテンを上手に使うことでも、明るさを調整することは可能です。寝室であれば遮光カーテン、朝の時間を過ごすダイニングであればレースのカーテンなどを吊るし、心地良い明るさを演出するようにしましょう。
インテリアと家具選びを成功させる5つのコツ
インテリアと家具選びで悩んだときは、次の5つのポイントに注目するようにしましょう。
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部屋のテーマを決める
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用途に合うサイズの家具を選ぶ
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照明を少しずつ足していく
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部屋の広さと通路を測る
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幅と奥行きだけでなく高さも意識する
それぞれのポイントを意識してインテリアと家具を決めていくと、家づくりそのものを成功させることにもつながります。各ポイントについて、詳しく見ていきましょう。
1.部屋のテーマを決める
部屋のテーマを決めると、インテリアと家具を選びやすくなります。例えば、白を基調としたフレッシュな部屋、モノトーンの落ち着いた部屋、ミッドセンチュリー調のポップな部屋などのテーマを決めておくと、家具やカーテンの色や雰囲気が合わないといった失敗は回避できるでしょう。また、部屋に飾る小物も自ずと限定されるので、余計なものを買わずに済みます。
2.用途に合うサイズの家具を選ぶ
家具は、部屋のサイズに合っていることが必要です。また、用途にも合っていることが求められます。
例えば、ダイニングテーブルが狭いと、品数が多いときは並べ切れなかったり、お客様と一緒に食事を楽しめなかったりするかもしれません。反対に広すぎると、ダイニングスペースを圧迫するだけでなく、テーブルが物置き代わりに使われてしまう可能性があります。
3.照明を少しずつ足していく
家は、生活しながら完成させていくものです。インテリアや家具もすべて完璧に揃えてから入居すると、使い勝手が悪かったり、収納量が不足したりすることもあります。基本的なアイテムだけは最初に購入し、必要を感じてから買い足していきましょう。
照明も同様です。どの程度の明るさがベストなのかは、ある程度生活をしてみないとわかりません。工事を伴う天井照明やダウンライトだけは最初に用意し、フロアライトやテーブルランプなどで明るさを足していくようにしましょう。
4.部屋の広さと通路を測る
家具やカーテンなどを購入する前に、部屋の広さと通路を測っておきましょう。特にソファーやダイニングテーブルのように大きな家具を購入するときは、通路の幅を考慮する必要があります。
例えば、ダイニングテーブルを置くことはできても、ダイニングチェアーが置けない、あるいはダイニングチェアーの後ろを人が通れないといったことになりかねません。椅子に座ったときや引いたときも想定し、十分に人が通れる幅があるのか検討しましょう。
また、ドアの可動域にも注意が必要です。ドア付近に家具を置くときは、ドアの可動域にかからないようにするだけでなく、可動域からさらに少し離しておくようにしましょう。ドアを開けてすぐのところに家具があると、ぶつかりやすく、ケガをしかねません。
5.幅と奥行きだけでなく高さも意識する
家具を選ぶときは、幅と奥行きだけでなく、高さにも注意するようにしましょう。特にテーブルと椅子を買うときは、高さが少し変わるだけで、座り心地や使いやすさに大きな差が生じます。
インテリアと家具選びを専門家に相談してみよう
建物に調和したインテリアと家具を選ぶためにも、専門家に相談してみてはいかがでしょうか。インゾーネでは、お客様のご希望を丁寧におうかがいし、理想を叶えるインテリア・家具をご提案しております。ぜひお気軽にお問い合わせください。