家づくりコラム
2022年07月09日
家を建てる流れは7つのステップ!気になる費用と期間も解説
家を建てる流れについて、計画を立てる段階から竣工まで7つのステップに分けて解説します。また、家を建てる際に気になる費用や期間についても、土地ありと土地なしのケースに分けて解説するため、ぜひ参考にしてください。
家を建てる流れ
家を建てる流れを把握しておくことで、初めての方もスムーズに注文住宅を建てられます。大まかな流れは次のとおりです。
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予算と家全体のイメージを決める
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建築会社の候補を絞る
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間取りと見積もりを比較する
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建築会社と契約する
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間取りや設備の詳細を決定する
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着工
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竣工
各ステップでどのようなことを行うのか、わかりやすく解説します。
1.予算と家全体のイメージを決める
まずは予算を決めておきます。予算を決めていないと、建築会社も具体的なプランを建てることができません。
また、手持ちの資金で足りないときは住宅ローンを組むことになりますが、あまりにも高額を借りるとなると、毎月の返済額が多くなり、生活に影響が及ぶこともあるでしょう。毎月の返済額を少なめに設定すると家計に余裕は出やすくなりますが、その分、返済期間が長引き、教育費や老後資金を貯めづらくなることもあります。
そもそも高額な住宅ローンに申し込むと、審査に通らず、借りられない可能性もあるでしょう。無理なく借り、無理なく返済するためにも、適正な予算を組むことが大切です。銀行などのホームページでは、毎月の返済額から借入れ可能な金額を簡易的に調べるシミュレーションを提供しています。ぜひ利用して、適正な予算を組みましょう。
予算を立ててから、家全体のイメージも決めましょう。その際、設備や間取りなどの優先順位を決めておくと、後で予算に合わせてプランを調整しやすくなります。
2.建築会社の候補を絞る
建築会社ごとにカラーがあります。カントリー風やモダンスタイル、和風などのスタイルを決め、住宅展示場やカタログなどから建てたい住宅のイメージに合う建設会社を選びましょう。
なお、正式に依頼する前に、候補となる建築会社を数社に絞り込んでおきます。あまりにも絞り込んでしまうとプランの選択肢が減りますが、候補となる建築会社が多すぎると選択肢が多すぎて選びづらくなってしまうかもしれません。
土地がない状態で家を建てるときは、土地探しも行う必要があります。建築会社によっては土地も一緒に相談できることがあるため、一度問い合わせてみましょう。
3.間取りと見積もりを比較する
候補となる建築会社に住宅の希望や予算を伝え、間取りプランの作成や見積もりを依頼します。各建築会社のプランと見積もりを比較し、家族の希望や予算に合うものを選びましょう。
予算内で希望を叶えることが難しいときは、設備や資材などを最初に決めた優先順位が下のものから調整していきます。家族全員の意見を反映させることが難しい場合は、時間をかけて話し合うことも必要です。
4.建築会社と契約する
見積書を詳細に確認し、希望がすべて反映されているか、費用がすべて納得のいくものかチェックしましょう。特に問題がないときは、建築会社を一つに絞り込み、契約します。
なお、契約の際に手付金が必要になることがあるため注意が必要です。手付金は通常住宅ローンで融資を受ける前に支払うため、現金で用意しておくことが求められます。
5.間取りや設備の詳細を決定する
契約後、さらに詳細なプランを決定していきます。資材や設備をグレードアップするときや、見積書に記載されていない設備を加えるときは、追加費用が発生し、契約することになるでしょう。
また、地盤調査や地盤改良工事が必要になるときは、さらに追加で費用がかかることもあります。見積もりに地盤調査の費用が含まれていない場合は、どのくらいかかるのか建築会社に尋ねておきましょう。
6.着工
最終的に決まったプランで、自治体に建築確認を申請します。許可が下りると、いよいよ着工です。
近隣に騒音が響いたり、重機が通過したりすることになるため、近隣の住宅に挨拶に行くことが必要になるかもしれません。しかし、建築会社によっては現場監督などが挨拶を代わりにしてくれることもあるため、確認しておきましょう。
7.竣工
竣工後、自治体による完了検査を受け、建築確認したとおりに建てられているか調べてもらいましょう。問題がないときは検査済証が発行されます。
建物を引き渡す前に、プランどおりに建てられているか細部まで確認しましょう。また、設備などもチェックし、不具合や傷などがないか調べることも必要です。問題があるときは修繕してもらい、その後、正式に引き渡しとなります。
家を建てる費用目安
家を建てる費用は、立地や床面積、資材のグレード、設備などによっても異なります。しかし、ある程度の目安を知っておくことで、予算を立てやすくなるかもしれません。
2020年4月から2021年3月までにフラット35を利用して注文住宅を建てた方のデータから、平均費用を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
土地ありの場合
すでに土地を持っている場合の平均費用は3,534万円でした。土地購入費用が含まれないため、あまり地域差はありません。
<注文住宅>
全国 |
首都圏 |
東海圏 |
近畿圏 |
その他地域 |
|
平均費用 |
3,534万円 |
3,808万円 |
3,606万円 |
3,746万円 |
3,356万円 |
参考:住宅金融支援機構「2020年度 フラット35利用者調査」
土地なしの場合
土地付きの注文住宅の購入費用をフラット35で借りた場合、平均費用は4,397万円でした。土地代が含まれるため地域差が大きく、特に首都圏は高額になっています。
<土地付き注文住宅>
全国 |
首都圏 |
東海圏 |
近畿圏 |
その他地域 |
|
平均費用 |
4,397万円 |
5,162万円 |
4,412万円 |
4,540万円 |
3,949万円 |
家を建てる期間目安
「子どもが就学する前に家を建てたい」「賃貸住宅の更新前に家を建てたい」などの希望があるときは、家を建てるおおよその期間を把握し、逆算してスケジュールを立てることができます。家を建てる期間の目安を紹介。ぜひ参考にしてください。
ただし、現在、木材などの資材の入手や納品が遅れるケースが多いため、余裕を持ったスケジューリングが必要です。特に海外の木材を利用するときは、世界的な木材不足により納期が大幅に遅れる可能性もあります。
また、理想的な土地が見つからないときは、さらに時間が長くなることもあるでしょう。土地ありと土地なしにわけて家が完成するまでの期間を紹介しますが、あくまでも目安という点に注意してください。
土地ありの場合
すでに土地が決まっている場合は、計画を立ててから竣工まで約9ヵ月かかります。納得できる家を建てるためにも、住宅展示場や建築会社に脚を運び、慎重に検討しましょう。
土地なしの場合
良い土地がすぐに決まれば、土地ありのケースと同じく9ヵ月ほどで建てることができます。また、土地付きのプランを選ぶときや建築会社で土地を紹介してくれる場合も、比較的早く建てられるでしょう。
しかし、良い土地との出会いがないときは、1年以上かかることもあります。暮らしやすい土地を選ぶためにも、焦らず、余裕を持って土地探しを行いましょう。
家を建てる際はぜひインゾーネにご相談ください
おしゃれで快適な家を建てたい方は、ぜひインゾーネにご相談ください。お客様のご希望を丁寧におうかがいし、理想の家づくりをサポートいたします。また、土地探しのお手伝いもしています。まだ土地が決まっていない方もお気軽にお問い合わせください。