家づくりコラム
2022年08月27日
失敗しない玄関タイルの選び方!色を決める際のポイントについても解説
玄関タイルでエントランスの印象が大きく左右されます。失敗しないための選び方のコツや、色を決める際に知っておきたいポイントについてまとめました。迷ったときに考慮したい点も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
失敗を避ける玄関タイルの選び方4選
玄関タイルは、玄関の印象を左右するアイテムです。住宅の顔でもある玄関をより良いものにするためにも、玄関タイルにこだわってみましょう。
次の4つのポイントに注目すると、満足度の高い玄関タイルを選ぶことができます。
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汚れが目立ちにくい色を選ぶ
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手入れしやすい素材を選ぶ
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耐久性の高い加工を選ぶ
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内装や外装とマッチする質感・色味を選ぶ
それぞれのポイントについて解説します。
1.汚れが目立ちにくい色を選ぶ
玄関は汚れやすい場所です。靴に土がついていたり、ドアからホコリなどが入ってきたりすることもあるため、汚れが目立ちにくい色を選びましょう。濃い黒や明るすぎる白などは、汚れが目立ちます。グレーやアイボリー、テラコッタカラーなどの中間色を選ぶと、土やホコリは目立ちにくくなるでしょう。
また、柄があるタイルを選ぶことでも、汚れが目立ちにくくなります。例えば、大理石や人工大理石などであれば筋状の柄が入っているため、単色のタイルよりも土やホコリが目立ちません。
2.手入れしやすい素材を選ぶ
何度も出入りする場所だからこそ、玄関はいつでもきれいにキープしたいものです。簡単に掃除できるように、手入れしやすい素材を選ぶようにしましょう。
例えば、凹凸のあるタイルや目地が深い施工法は、汚れが凹部に入り込み、掃除の手間がかかりやすい点が気になります。また、光沢のあるタイルもおしゃれで素敵ですが、掃除を怠るとくすみが生じ、汚れて見えやすいという点に注意が必要です。工務店やハウスメーカーの担当者とも相談し、手入れしやすいかどうか確認しておきましょう。
水はけがよいと掃除しやすい
普段の掃除はほうきで簡単に終わらせても、時々は水を使って徹底的に掃除をしたいものです。玄関タイルは水はけのよい素材を選び、水を使った掃除がしやすいようにしておきましょう。
反対に乾きにくいタイルを選ぶと、玄関にカビが生えるリスクがあります。また、湿った状態はホコリがつきやすいため、すぐに掃除が必要になる点もデメリットです。
3.耐久性の高い加工を選ぶ
玄関タイルは毎日何度も靴やベビーカー、車いすなどで摩擦が生じるため、耐久性が低い素材の場合は短期間ですり減ってしまうことがあります。また、衝撃の度合いによっては、ひび割れが生じたり、一部が欠けてしまったりするかもしれません。
摩擦や衝撃に耐えられるように、玄関タイルは耐久性加工を施してあるものを選びます。天然石などの耐久性加工をしていないものを選ぶときは、どの程度の耐久性なのか工務店などの担当者に尋ねておきましょう。
4.内装や外装とマッチする質感・色味を選ぶ
玄関タイルは、玄関の内装や外装とマッチする質感・色味を選びましょう。例えば、プロバンス風の外観デザインの住宅であれば、玄関タイルはテラコッタカラーがしっくりと馴染むかもしれません。また、玄関内に設置した靴箱やインテリアがモノトーンであれば、内側の玄関タイルも白・黒・グレーのモノトーンがマッチするでしょう。
なお、ポーチ部分と玄関内(三和土)のタイルは同じ質感・色味を選ぶ必要はありません。ポーチ部分は住宅の外観と、三和土は玄関内のインテリアと、それぞれマッチするものを選びましょう。
玄関タイルを選ぶ前に知っておきたいポイント
玄関は一日に何度も使うスペースのため、思い通りに仕上がっていないときや不便を感じる場合はストレスを感じることもあります。玄関タイル選びで失敗しないためにも、次の5つのポイントを押さえておきましょう。
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汚れの種類によって適した色が異なる
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凹凸があると高級感があるが掃除しにくい
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タイルが小さいと掃除に時間がかかる
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敷設面積が広いと色が薄く見えがち
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奇抜な色は飽きやすい
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
汚れの種類によって適した色が異なる
玄関タイルが白っぽいときは、土や泥の汚れが目立ちやすくなります。砂遊びが好きなお子さまのいるご家庭や、アウトドアに行くことが多い場合は、玄関タイルは少しダークなカラーを選ぶほうが良いでしょう。
土よりホコリが気になる場合は、玄関タイルの色は明るめのほうがおすすめです。ホコリは白っぽいため、黒や濃いグレーなどの暗い色の玄関タイルでは目立ってしまいます。気になる汚れの種類によって、適した色を選びましょう。
凹凸があると高級感があるが掃除しにくい
凹凸のある玄関タイルを選ぶと、高級感を演出することができます。しかし、凹部に土やホコリが入り込み、掃除しにくい点に注意が必要です。掃除のしやすさを重視するのであれば、凹凸がなく、光沢のある質感を選ぶほうが良いでしょう。
ただし、あまりにもつるつるした素材は、濡れると滑りやすくなる可能性があります。ヒールの高い靴を履くことが多い場合は、適度にざらつきがある素材を選びましょう。
タイルが小さいと掃除に時間がかかる
タイルが小さいと目地の部分が増えるため、掃除に時間がかかります。手間をかけずに玄関を美しく保ちたいのであれば、タイルは大きめのほうが良いでしょう。
しかし、タイルが小さいと平坦な印象にならず、小さなゴミなどが目立ちにくいというメリットがあります。モデルハウスやメーカーのショールームなどでタイルの大きさによる印象の違いを確認しておきましょう。
敷設面積が広いと色が薄く見えがち
タイルの色は選択肢が多く、どの色がしっくり来るのか選びにくいと感じるかもしれません。カタログだけでは色味や質感を正確に把握することはできないので、タイルの実物を見せてもらってから選ぶようにしましょう。
ただし、実物から選ぶ場合でも、1枚だけの印象と敷き並べた印象は異なります。敷き並べるとタイル単体で見るよりも色が薄くなることが多いため、実際に並べた状態を見ずに購入するときは理想とする色よりも一段暗い色を選ぶと、イメージに近くなるでしょう。
奇抜な色は飽きやすい
好きな色であっても、奇抜な色は飽きてしまうことがあります。また、住宅の外観や玄関内のインテリアに馴染まず、悪目立ちすることもあるでしょう。
色に強いこだわりがある場合は別ですが、飽きにくい玄関を目指すのであれば、グレーやアイボリー、テラコッタカラーなどの中間色がおすすめです。中間色を選ぶと家具や外壁ともマッチしやすく、より落ち着いた印象の玄関回りが完成します。
どの玄関タイルにしようか迷ったときは?
どの玄関タイルにしようか迷ったときは、グレー系を検討してみましょう。グレー系は白ボコリも土汚れも目立ちにくく、玄関回りをいつも清潔な印象に保ちやすくなります。
また、グレー系はインテリアや外壁とも合わせやすく、お手持ちの家具や玄関マットなどをそのまま使うことも可能です。玄関タイルを決めかねるときは、グレー系の濃淡の中から選んでみてはいかがでしょうか。
玄関タイルでおしゃれな家を実現しよう
玄関タイルで住宅の印象も変わります。おしゃれな住宅を目指すなら、玄関タイルにもこだわってみてはいかがでしょうか。
インゾーネでは、お客様のご希望を丁寧にうかがった上で、住宅の外観や玄関内のインテリアにマッチした玄関タイルをご提案いたします。ぜひ家づくりの相談窓口より、お気軽にご相談ください。