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家づくりコラム

2022年09月24日

札幌の新築一戸建てにかかる固定資産税を徹底解説!計算方法やエリア別の評価額も紹介


新築住宅を購入すると、翌年から固定資産税の納付義務が発生します。税額を計算する方法や納付時期、納付方法についてまとめて紹介するので、ぜひ参考にしてください。また、札幌市の固定資産税評価額や固定資産税が高くなる時期についても説明します。




目次

固定資産税とは?

固定資産税の計算方法

新築の固定資産税の支払い時期と方法

札幌市のエリアごとの固定資産税評価額

札幌市中央区

札幌市北区

札幌市東区

札幌市白石区

札幌市豊平区

札幌市南区

札幌市西区

札幌市厚別区

札幌市手稲区

札幌市清田区

新築の固定資産税について知っておくべきポイント

新築を建ててから3年間は減額制度が適用される

固定資産税は4年目が一番高い

札幌の新築にかかる固定資産税を理解しておこう!



固定資産税とは?


固定資産税とは、土地や家屋、工場の機械などの固定資産に対して課せられる税金です。地方税の1つで、市町村の税収の約4割を占めます。


固定資産税は、土地や家屋などの資産が存在する市町村に納めなくてはいけません。例えば、札幌市中央区にお住まいの場合であれば、札幌市に固定資産税を納付します。ただし、東京都23区内にある資産に関しては、都税として東京都に納めることが決まりです。


固定資産税の計算方法

土地や建物には、固定資産税の計算の元となる固定資産評価基準が定められています。宅地の固定資産評価基準は地価公示などの約7割の金額、家屋に関しては再建築に必要な価格を経年減点補正をして算出された金額です。


この固定資産評価基準を元に算出した課税標準額を用い、以下の計算式で固定資産税額を求めます。


  • 固定資産税額=課税標準額×固定資産税率(標準税率:1.4%)


ただし、2024年3月31日までに新築された住宅に関しては3年間(3階建て以上の準耐火構造あるいは耐火構造の住宅に関しては5年間)、居住部分の床面積について120㎡を限度として税額が半分になります。また、長期優良住宅に関しては5年間(3階建て以上の準耐火構造あるいは耐火構造の住宅に関しては7年間)、居住部分の床面積120㎡を限度として税額が半分になります。


新築の固定資産税の支払い時期と方法

固定資産税は、1月1日時点での固定資産の所有者に対して課せられる税金です。1月1日に新築住宅を購入しても法務局は休みのため、登記手続きをするのは1月2日以降になります。そのため、どのタイミングで不動産を購入しても、翌年から固定資産税を納付することになるので注意しましょう。


地域によっても異なりますが、4月~5月に市町村や東京都から納税通知書が送付されます。札幌市では4月末が納付期限です。4回に分けて納付するときは、4月末、7月末、9月末、12月末がそれぞれの納付期限となります。ただし、月末が土日祝日に当たるときは、翌平日が納付期限です。


固定資産税は納付書を使って金融機関や郵便局、コンビニなどの窓口で支払うことができます。また、口座振替やクレジットカード、モバイルレジ、スマートフォンアプリなどでも納付可能です。



札幌市のエリアごとの固定資産税評価額


固定資産税は毎年納付する税金です。住宅を購入するときは、固定資産税額についてもおおよその金額を調べ、毎年無理なく納付できるのか検討しておくようにしましょう。


固定資産税額を左右する固定資産税評価額は、エリアによって異なります。札幌市のエリアごとの固定資産税評価額(2022年)について紹介するので、ぜひチェックしてみてください。


札幌市中央区

札幌市中央区の住宅地の固定資産税評価額は1坪あたり平均44.3万円(1㎡あたり13.4万円)です。固定資産税率を1.4%とすると、固定資産税額は1坪あたり6,199円(1㎡あたり1,875円)となります。


札幌市北区

札幌市北区の住宅地の固定資産税評価額は1坪あたり平均17.9万円(1㎡あたり5.4万円)です。固定資産税率を1.4%とすると、固定資産税額は1坪あたり2,508円(1㎡あたり759円)となります。


札幌市東区

札幌市東区の住宅地の固定資産税評価額は1坪あたり平均20.9万円(1㎡あたり6.3万円)です。固定資産税率を1.4%とすると、固定資産税額は1坪あたり2,931円(1㎡あたり887円)となります。


札幌市白石区

札幌市白石区の住宅地の固定資産税評価額は1坪あたり平均22.0万円(1㎡あたり6.7万円)です。固定資産税率を1.4%とすると、固定資産税額は1坪あたり3,078円(1㎡あたり931円)となります。


札幌市豊平区

札幌市豊平区の住宅地の固定資産税評価額は1坪あたり平均27.3万円(1㎡あたり8.7万円)です。固定資産税率を1.4%とすると、固定資産税額は1坪あたり3,823円(1㎡あたり1,157円)となります。


札幌市南区

札幌市南区の住宅地の固定資産税評価額は1坪あたり平均10.3万円(1㎡あたり3.1万円)です。固定資産税率を1.4%とすると、固定資産税額は1坪あたり1,436円(1㎡あたり434円)となります。


札幌市西区

札幌市西区の住宅地の固定資産税評価額は1坪あたり平均23.0万円(1㎡あたり6.9万円)です。固定資産税率を1.4%とすると、固定資産税額は1坪あたり3,216円(1㎡あたり973円)となります。


札幌市厚別区

札幌市厚別区の住宅地の固定資産税評価額は1坪あたり平均19.8万円(1㎡あたり6.0万円)です。固定資産税率を1.4%とすると、固定資産税額は1坪あたり2,769円(1㎡あたり837円)となります。


札幌市手稲区

札幌市手稲区の住宅地の固定資産税評価額は1坪あたり平均13.6万円(1㎡あたり4.1万円)です。固定資産税率を1.4%とすると、固定資産税額は1坪あたり1,899円(1㎡あたり575円)となります。


札幌市清田区

札幌市清田区の住宅地の固定資産税評価額は1坪あたり平均14.4万円(1㎡あたり4.4万円)です。固定資産税率を1.4%とすると、固定資産税額は1坪あたり2,017円(1㎡あたり610円)となります。



新築の固定資産税について知っておくべきポイント


新築住宅を購入すると、翌年から固定資産税の納税義務が課せられます。札幌市では4月末(末日が土日祝日の場合は翌平日)までに第1回目の納付を済ませる必要があるので、前もって準備をしておきましょう。


新築を建ててから3年間は減額制度が適用される

2024年3月31日までに住宅を新築する場合は、固定資産税に対して最低3年間の減額制度が適用されます。


  • 3階建て以上の準耐火構造あるいは耐火構造の長期優良住宅:7年間

  • その他の長期優良住宅:5年間

  • 3階建て以上の準耐火構造あるいは耐火構造の長期優良住宅以外の住宅:5年間

  • その他の住宅:3年


居住部分の床面積が120㎡以下であれば建物全体の固定資産税が半分になるので、大幅な減税が可能です。また、120㎡を超える場合も、120㎡に関しては固定資産税が半分になるため、大幅な減税となります。


固定資産税は4年目が一番高い

長期優良住宅や3階建て以上の準耐火構造あるいは耐火構造の住宅でない場合は、3年間は減額制度が適用されるため、4年目の税額は1~3年目よりも高額になります。また、土地については課税標準額はあまり変動しませんが、建物は経年劣化による価値の減少に伴い課税標準額も徐々に下がるため、4年目が一番高くなることが一般的です。



札幌の新築にかかる固定資産税を理解しておこう!


札幌市では、住宅を購入した翌年の4月末(月末が土日祝日に当たるときは翌平日)に第1回目の固定資産税の納付期限が訪れます。前もってどの程度の税額になるのか計算しておくなら、準備しやすくなるでしょう。固定資産税は毎年納付する税金なので、無理なく納付できる金額なのか調べてから住宅を購入することが大切です。

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