家づくりコラム
2023年03月08日
シアタールームを自宅につくりたい!作り方やおしゃれに仕上げるコツ、費用を紹介
シアタールームがあると、おうち時間がさらに楽しいものとなります。テレビや動画配信サービス、DVD、オンラインゲームをより一層楽しむために、シアタールームの作り方についてまとめました。また、おしゃれに仕上げるコツや費用相場も紹介します。
目次
シアタールームとは?
シアタールームに必要な設備
大型テレビかスクリーン+プロジェクター
音響装置
防音設備
遮光設備
自宅シアタールームに適した部屋とは?
テレビのサイズに合った広さ
プロジェクターを使用する場合は天井高もチェック
シアタールームの費用相場
シアタールームの作り方
1.シアタールームに適した場所を選ぶ
2.機材を設置する
3.家具を配置する
シアタールームをおしゃれに仕上げるポイント
遮光にこだわる
リモコンにこだわる
配線にこだわる
シアタールームとは?
シアタールームとは、映像を楽しむ専用ルームのことです。テレビを大画面で楽しんだり、DVDやBlu-rayを壁一面のスクリーンで視聴したりするために使用します。また、インターネット環境を整えれば、動画配信サービスやオンラインゲームも大画面で楽しめます。
新型コロナウイルス感染症の流行により、おうち時間を見直す方も増えてきました。映像を楽しめるシアタールームがあれば、さらにおうち時間が充実したものとなるでしょう。
シアタールームに必要な設備
シアタールームには、特別な決まりはありません。映像を楽しむためのデバイスがあり、居心地よい空間を整えるだけで、シアタールームは完成します。
しかし、さらに充実したシアタールームに仕上げるなら、次の設備も整えておきましょう。
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大型テレビかスクリーン+プロジェクター
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音響装置
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防音設備
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遮光設備
それぞれの設備について説明します。
大型テレビかスクリーン+プロジェクター
シアタールームは映像を楽しむための部屋です。映像を投影する画面は大きいほうがいいでしょう。テレビを置くときは、大型テレビが必須です。なお、大型テレビは比較的高額で、国内メーカーの60インチ以上なら20万円程度が相場となります。
テレビを置かずに、スクリーンとプロジェクターをセットで置くのもおすすめです。また、プロジェクター代わりに使える壁紙を提供している壁紙メーカーもあります。部屋をすっきりとさせたい方はチェックしてみましょう。
音響装置
映像だけでなく音響にもこだわりましょう。優れた音響装置を設置すれば、映画やオンラインゲームの臨場感がランクアップします。
テレビに内蔵されているスピーカーだけでも十分ですが、迫力あるサウンドを楽しむなら、シアタールーム内にいくつかスピーカーを設置し、複数の方向から音が立体的に聞こえる状態にしておきましょう。
防音設備
サウンドを楽しむためには、ある程度のボリュームで音声を流す必要があります。気兼ねなくボリュームを上げられるように、音が漏れないための防音設備も整えておきましょう。
例えば、壁の内部に吸音や遮音の効果があるシートを設置する、防音性のある床に張り替える、床下に防音材を組み込むことなどで部屋全体の防音性を高められます。また、音が漏れやすい窓やドアは、防音性が高いものに取り替えてみてはいかがでしょうか。
遮光設備
没入感のある映像を楽しむためには、映画館のように外部の光を遮る遮光設備が必要です。遮光カーテンや遮光ブラインドを取り付けて、光が入り込まないようにしておきましょう。
自宅シアタールームに適した部屋とは?
シアタールームに向かない間取りはありません。スピーカーやスクリーンを適切に調整すれば、どのような形状の部屋でもシアタールームになります。
ただし、家族で楽しむためにも、誰もが集まりやすい場所にシアタールームを作るようにしましょう。例えば、屋根裏部屋やロフトなどをシアタールームにすると、行き来しにくく、そのうち使用しないようになるかもしれません。
テレビのサイズに合った広さ
テレビやスクリーンのサイズは、大きければいいというものではありません。部屋の広さに合ったテレビ・スクリーンを選びましょう。
一般的に4.5~6畳の部屋には32インチ以下、8~10畳は40~50インチ、12畳以上は52インチ以上が適切とされています。すでにテレビを購入している場合は、ソファーの位置を調整し、快適な視聴環境を構築しましょう。
プロジェクターを使用する場合は天井高もチェック
プロジェクターを使用するときは、あまり天井が低いときれいに映りません。少なくとも2.5mほどの天井高がある空間を使いましょう。
小屋裏やロフトなどの天井が低い場所には、プロジェクターよりもテレビのほうが適しています。
シアタールームの費用相場
テレビかスクリーン+プロジェクター、スピーカーだけなら30万円程度でシアタールームを作れます。防音設備や遮光設備を導入するときはさらに30~230万円ほどかかります。
シアタールームの作り方
シアタールームは、次の流れで作りましょう。
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シアタールームに適した場所を選ぶ
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機材を設置する
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家具を配置する
それぞれの手順を説明します。
1.シアタールームに適した場所を選ぶ
まずはシアタールームに適した場所を選びましょう。家族が集まりやすい場所を選ぶと、使用頻度が高まります。部屋が余っていないときは、リビングの一角を利用するのもおすすめです。
また、音響の問題はありますが、広めの廊下などでもシアタールームにすることは可能です。家族で話し合って、シアタールームの場所を決めてください。
2.機材を設置する
テレビやプロジェクターなどの機材を設置します。動画配信サービスを利用する場合は、インターネット環境も整えておきましょう。
3.家具を配置する
座り心地のよいソファーやクッションなどを用意します。寝転んで視聴したい方には、置き畳などもおすすめです。ごろ寝用の枕や座布団、座椅子などもあれば、居心地のいい和空間が仕上がります。
また、ソファーの位置も調整しましょう。スクリーンやテレビとの距離が適正でないと、見えにくいだけでなく、姿勢や視力が悪くなるリスクがあります。
シアタールームをおしゃれに仕上げるポイント
シアタールームをお気に入りのスペースにするためにも、おしゃれさにこだわって仕上げましょう。次の3つにこだわると、シアタールームのおしゃれ度がアップします。
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遮光
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リモコン
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配線
それぞれのこだわりポイントを紹介します。
遮光にこだわる
遮光が不十分だと光が気になって映像を楽しめません。遮光カーテンや遮光スクリーンを導入し、シアタールーム内に光が入り込まないようにしましょう。
また、おしゃれな遮光カーテンは多いとはいえないため、こだわって選びましょう。気に入るデザインのものが見つからないときは、窓に電動シャッターを取り付けるのも1つの方法です。
リモコンにこだわる
シアタールームにはテレビやDVD、スピーカーなど、リモコンを必要とする設備が多数あります。しかし、リモコンが多すぎると使いにくいだけでなく、おしゃれさも下がってしまう点に注意が必要です。
スマートリモコンを利用し、1つにまとめるのもおすすめです。また、スマートスピーカーと連動し、音声でリモコンを使用できるようにすると、さらにおしゃれさがアップします。
配線にこだわる
コードが見えているとおしゃれさは一気に下がります。また、足が引っ掛かって転倒するリスクもあるため、特に小さな子どもやお年寄りがいるご家庭では配線は見えないようにしておきましょう。
工事は必要ですが、コードを壁に通すとすっきりと仕上がります。また、ソファー下など、家具を活用することでもコードを隠せます。
シアタールームで楽しい家づくりを!
シアタールームがあると、いつものテレビが特別なエンターテインメントに変わります。家族と過ごす時間をさらに充実させるためにも、シアタールームを検討してみてはいかがでしょうか。
おしゃれなシアタールームは、ぜひインゾーネにご相談ください。家族が楽しめる空間づくりのお手伝いをいたします。