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家づくりコラム

2023年03月22日

スケルトン階段(シースルー階段、オープン階段)とは?メリットとデメリット、価格を紹介

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スケルトン階段とは、蹴込(けこみ)部分が板で覆われていない階段のことです。シースルー階段やオープン階段と呼ばれることもあります。おしゃれな住宅やモデルハウスに使われていることが多いスケルトン階段ですが、どのようなメリットやデメリットがあるのか具体的に説明します。



目次

スケルトン階段(シースルー階段、オープン階段)とは?

リビングや玄関に使われることが多い

小さな子どもがいる場合は安全性対策が必須

スケルトン階段の価格目安

スケルトン階段のメリット

圧迫感がない

採光を確保できる

デザイン性が高い

スケルトン階段のデメリット

音が伝わりやすい

費用が高め

熱効率が下がる

自宅に合う階段を選ぼう


スケルトン階段(シースルー階段、オープン階段)とは?

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スケルトン階段とは、蹴込板(けこみいた)の部分のない階段のことです。一般的な階段は踏板(ふみいた)同士を蹴込板でつないでいるため、階段を通るときに足元から階下が見えることはありません。しかし、スケルトン階段には蹴込板がないため、階段を通りながら足元から階下が見えます。


スケルトン階段は、シースルー階段やオープン階段と呼ばれることもあります。踏板と手すり、踏板をつなぐ枠組みだけのシンプルな構造でできているため、すっきりと見えて圧迫感が少ない点が特徴です。


リビングや玄関に使われることが多い


スケルトン階段は、インテリア性が高いため、人目につきやすいリビングや玄関に使われることが多いです。


本来、リビングなどの広く見せたい空間に階段があると、圧迫感があり、実際以上に狭く見えてしまうことがあります。しかし、スケルトン階段なら階段の向こう側が見えているため、圧迫感がなく、空間が狭く見えることはありません。しかも縦の線を強調するため、開放感のある雰囲気に仕上がることもあります。


小さな子どもがいる場合は安全性対策が必須

蹴込の部分から落ちることはありませんが、足を入れてしまう可能性があります。足が引っかかって階段から落ちたり、くじいたりするかもしれないため、安全を確保するための対策が必要です。


また、スケルトン階段では、手すり部分もシンプルな構造にすることが多く、手すりを枠組みだけで作ることも珍しくありません。小さな子どもが興味本位で枠組みの中に身体を入れようとする可能性もあるため、ネットを張るなどの対策をしておくようにしましょう。


スケルトン階段の価格目安

スケルトン階段の価格相場は50~100万円です。使用する素材やデザイン、依頼する工務店などによっても異なりますが、一般的な木箱型の階段よりは高額になる傾向にあります。


また、手すりや踏板をオーダーで作る場合は、さらに高額になることもあります。とりわけ鉄(アイアン)で作るときはオーダーメイドになることが多く、高額になることが多いです。



スケルトン階段のメリット

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スケルトン階段には次のメリットがあります。


  • 圧迫感がない

  • 採光を確保できる

  • デザイン性が高い


それぞれのメリットを具体的に説明します。


圧迫感がない

スケルトン階段は面と線でできているため、常に階段の向こう側が見えている状態です。階段特有の圧迫感がなく、広くはない玄関に設置してもすっきりと空間を演出します。


また、階段下の部分が影にならないことも、圧迫感のない理由の1つです。一般的な木箱型の階段では階段下が暗くなるため、遊び場やアートスペースとしては活用しにくい雰囲気になりがちです。しかし、スケルトン階段なら階段下も他のスペースと同様に明るく、区分けせずに使用できます。


採光を確保できる

階段は床から階上までをつなぐ設備のため、日光を遮ってしまうというデメリットがあります。しかし、蹴込板がないスケルトン階段は、蹴込の部分から日光がしっかりと入り、採光を確保して空間の明るさを保つことが可能です。


一般的な木箱型の階段では、採光を確保するためには窓の配置に注意しなくてはいけません。窓の配置によっては階段が日光を遮り、屋内が暗くなってしまうことがあります。一方、スケルトン階段なら日光をほとんど遮らないため、比較的自由に階段の配置を決められます。


デザイン性が高い

デザイン性が高くおしゃれに見える点も、スケルトン階段のメリットです。木やアルミ、アイアンなどと利用できる素材も豊富で、イメージに合わせて空間とコーディネートできます。


また、手すり部分も透けて見えるタイプのスケルトン階段なら、踏板をグリーンやアートを飾るスペースとしても活用可能です。おしゃれな暮らしを実現したい方も、スケルトン階段に注目してみましょう。



スケルトン階段のデメリット


スケルトン階段を設置するときには、次のポイントに注意が必要です。


  • 音が伝わりやすい

  • 費用が高め

  • 熱効率が下がる


いずれのポイントも、場合によってはデメリットに成り得ます。どのようなデメリットが起こるのか、また、回避するためにどのような対処策を検討できるのか、具体的に説明します。


音が伝わりやすい

元々階段は階下と階上をつなぐ設備のため、階段を通して階下の音が階上に、階上の音が階下に伝わりやすいです。スケルトン階段は蹴込板がない分、さらに音が伝わりやすくなり、リビングや玄関の音が2階にも伝わったり、反対に2階の音がリビングや玄関に伝わったりすることがあります。


また、音だけでなくにおいや光も伝わります。ダイニングキッチンに隣接したリビングにスケルトン階段なら、2階にも食事のにおいが伝わったり、2階の廊下の照明がリビングにも漏れたりするかもしれません。


音やにおい、光の漏れが気になるときは、階段を上がり切った部分にカーテンやドアを設置してはいかがでしょうか。1階と2階をしっかりと区切れるため、音やにおいの漏れが気になりにくくなります。


費用が高め

スケルトン階段は、木製箱型階段より費用が高めの傾向にあります。とりわけアイアン素材のものや、オーダーメイドのものは高額なことが多いです。


費用を抑えてスケルトン階段を導入したいときは、スケルトン階段の実績が豊富な工務店やリフォーム業者に相談してみましょう。実績豊富な業者なら、比較的割安なメーカーの資材を用いたり、独自のノウハウを活用したりすることで、費用を抑えることが可能です。


また、なるべく既製のものを利用することも費用を抑えるコツです。オーダーメイドにすると費用が割高になることが多いため、既製の踏板や手すりから好みに合うものを選ぶようにしましょう。


熱効率が下がる

スケルトン階段だけでなく、どのような階段であっても熱を上下に逃がすため、とりわけリビングに設置するときは熱効率が下がる可能性があります。光熱費がかさんだり、冷えや暑さに悩まされたりするかもしれません。


熱効率が気になるときは、機密性の高さに注目して住宅を建てるようにしましょう。高気密住宅であれば、全館の温度がほぼ一定になり、階段を通して熱が逃げてしまうといったことが減ります。また、熱効率が向上するため、光熱費を安く抑えられるのも高気密住宅の特徴です。


階段の上にドアを設置することでも、熱効率の低下をある程度予防できます。熱気が階上に逃げて冬場の冷えが気になるときは、ドアの設置も検討してみてください。



自宅に合う階段を選ぼう

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スケルトン階段をさらにおしゃれに見せるためにも、スケルトン階段単体のデザインではなく、リビングや玄関などの空間と調和しているものを選ぶようにしましょう。


スケルトン階段は、スケルトン階段の実績が豊富なインゾーネにお任せください。経験豊かなスタッフが、お客様の希望やインテリアに合わせたデザインや配置をご提案いたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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