家づくりコラム
2023年08月26日
ロボット掃除機は新築住宅に必要?お掃除ロボットにおすすめの間取りを紹介
ロボット掃除機があると、家の中を清潔に保ちやすくなります。新築住宅を建てるなら、お掃除ロボットを使うことを前提で間取りや設備を決めていきましょう。おすすめの間取りや基地の位置、使いやすくするポイントについて説明します。
目次
新築住宅にはロボット掃除機があると便利!
ロボット掃除機におすすめの新築住宅とは?
段差のないバリアフリーな間取り
フラットかつ固めの床
扉のない全館空調
お掃除ロボットの基地はどこがよい?
可動棚の下
階段下
テレビボードの下
洗面台の下
お掃除ロボットを使いやすくするポイント
奥行きが深い場所に基地をつくらない
ダストステーションを含めた高さを準備する
Wi-Fi・赤外線を遮らない場所に基地を置く
基地のそばにコンセントを設置する
ロースタイルの家具は置かない
新築住宅にはロボット掃除機があると便利!
一般的なロボット掃除機には、次の機能がついています。
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室内の自動掃除
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部屋の形状・間取りを記憶
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掃除時間の予約
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自動充電
新しいモデルや上位モデルには、次の機能がついているものもあります。お掃除ロボットを購入する前に、利用したい機能をチェックしておきましょう。
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センサーによる障害物の察知・回避
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水拭き
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自動ゴミ捨て
お掃除ロボットがあると、家をいつでも美しく保てるだけでなく、家事の時短にも役立ちます。専用アプリで掃除時間のスケジュールを管理できるタイプなら、より計画的に清掃できます。
ロボット掃除機におすすめの新築住宅とは?
ロボット掃除機は、どこでも掃除できるわけではありません。そのため、ロボット掃除機が苦手とする間取りや床素材を選んでしまうと、掃除できない場所が増えてしまいます。
家事負担を軽減できる新築住宅を目指すなら、ロボット掃除機が掃除しやすい間取り・床素材を選ぶことが大切です。次のポイントを押さえておきましょう。
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段差のないバリアフリーな間取り
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フラットかつ固めの床
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扉のない全館空調
それぞれのポイントを説明します。
段差のないバリアフリーな間取り
ロボット掃除機によっては、2cm程度の段差なら乗り越えられます。しかし、段差が2cm以上ある場合は乗り越えられないため、段差の上にロボット掃除機を運ぶなどの手間がかかります。
一度の操作でフロア全体を掃除するためにも、段差のないバリアフリーな間取りにしましょう。バリアフリーにすると人間も転倒しにくくなるため、長く住み続けられる住宅に仕上がります。
フラットかつ固めの床
凹凸がある床や軟らかい床(リノリウム、カーペット)なども、ロボット掃除機にとっては掃除しにくい環境です。汚れが残りやすくなるため、掃除の手間が増える可能性があります。
ロボット掃除機で床掃除をすべて済ませるなら、フラットかつ固めの床を選びましょう。また、ラグを敷く場合も、あまり毛足が長すぎるとロボット掃除機のブラシと絡まる可能性があります。毛足が短めのラグを選ぶか、ロボット掃除機を使うときはラグを取り除けておくようにしてください。
扉のない全館空調
扉があるとロボット掃除機で掃除ができません。また、ロボット掃除機が通れるように扉を開けておくと、扉と壁の間のスペースが掃除できなくなってしまいます。ロボット掃除機で掃除しやすい新築住宅を目指すなら、全館空調システムを導入し、扉は個室などの最低限の場所に取り付けるのもひとつの方法です。
また、開き戸ではなく引き戸を選ぶのもおすすめです。引き戸なら開けたときに扉と壁の間に空間が生じないため、掃除できないスペースが減ります。
お掃除ロボットの基地はどこがよい?
新築住宅には、お掃除ロボットの基地もつくっておきましょう。おすすめの場所としては、次の4つが挙げられます。
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可動棚の下
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階段下
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テレビボードの下
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洗面台の下
それぞれの場所の特徴について見ていきましょう。
可動棚の下
可動棚の下にコンセントを取り付け、お掃除ロボットの基地にしてはいかがでしょうか。棚板の高さを変えられるため、お掃除ロボットを買い換えて高さが変わっても安心です。
階段下
階段下とは、段差の下ではなく、階段そのものの下のスペースのことです。デッドスペースになりがちな場所のため、お掃除ロボットの基地として活用するのもおすすめです。
なお、お掃除ロボットによっても異なりますが、基地の高さや横幅の条件が定められています。機種によっては本体から上部30cm、横幅左右に50cm程度の広いスペースを求めることもあるため、事前に確認しておきましょう。
テレビボードの下
テレビボードの下も、ロボット掃除機の基地としておすすめの場所です。目につきやすい場所のため、こまめにダストステーションを掃除できるのもメリットです。
洗面台の下
洗面台の下にお掃除ロボットの基地をつくるのもおすすめです。お掃除ロボットの基地専用のコンセントを取り付けておきましょう。ただし、洗面所にドアがあるときは、掃除中はドアを開けておく必要があります。
お掃除ロボットを使いやすくするポイント
次のポイントに注目して新築住宅をつくると、お掃除ロボットがさらに使いやすくなります。
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奥行きが深い場所に基地をつくらない
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ダストステーションを含めた高さを準備する
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Wi-Fi・赤外線を遮らない場所に基地を置く
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基地のそばにコンセントを設置する
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ロースタイルの家具は置かない
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
奥行きが深い場所に基地をつくらない
ベッド下の奥など、奥行きが深い場所に基地をつくると、ダストステーションの掃除が難しくなります。メーカーによっても異なりますが、掃除1回ごとにダストステーションの掃除が必要なタイプもあるため、簡単に手に届く場所に基地を設置しておきましょう。
また、基地にトラブルが発生することも想定されます。簡単に基地を確認するためにも、あまり奥行きが深い場所にはつくらないようにしてください。
ダストステーションを含めた高さを準備する
お掃除ロボット本体は薄型でも、ダストステーションの高さが高めのこともあります。お掃除ロボットの基地は、ダストステーションも含めた高さを準備しておきましょう。
また、ダストステーションからゴミを取り出す方法も確認が必要です。ダストステーションの上部に蓋がついているときは、さらに高さが必要となります。
Wi-Fi・赤外線を遮らない場所に基地を置く
多くのお掃除ロボットは、専用アプリで掃除の状況や予約時間などを確認できるようになっています。しかし、基地がWi-Fiの届かない場所なら、アプリを使えない可能性があるため注意しましょう。
また、お掃除ロボットは赤外線で位置を確認しながら、基地に帰っていきます。赤外線を遮るものや反射するもの(鏡)などが基地のそばにあると、正しい位置に戻れない点にも注意しましょう。
基地のそばにコンセントを設置する
お掃除ロボットの充電器は、コンセントにつなぎっぱなしで使います。そのため、基地のそばにコンセントがないと、延長コードなどが必要になるかもしれません。新築住宅をつくる際には、お掃除ロボットの基地専用のコンセントもつくっておきましょう。
ロースタイルの家具は置かない
脚が短いソファーの下などは、お掃除ロボットで掃除できない可能性があります。床すべてをお掃除ロボットに任せるなら、ロースタイルの家具は置かないほうがよいでしょう。
また、床にモノを置かないことも大切なポイントです。障害物と判断して掃除ができなくなる可能性もあるため、部屋はいつでもすっきりと片付けておきましょう。
ロボット掃除機で家事の負担を軽減しよう
ロボット掃除機があると、床掃除の手間を削減できます。また、床を美しくキープできるため、居心地のよい家になるのもメリットです。新築住宅を美しく保つためにも、お掃除ロボットが使いやすい家にこだわってみてはいかがでしょうか。
新築住宅のご相談は、お家づくりの相談窓口よりぜひインゾーネにお問い合わせください。お掃除ロボットが使いやすい間取りもご提案いたします。