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家づくりコラム

2024年05月23日

新築に食洗機は必要か?食洗機の基本やメリット・デメリットを確認

こんにちは!インテリアと一緒に考える注文住宅「インゾーネの家」です。


食洗機は、私たちの生活をより便利にしてくれる家電の一つ。
新築にあたって「食洗機を導入したい!」と考えている方は多いでしょう。
しかし、「光熱費が気になる」「もしかしたらあまり使わないかも」と、迷っている方もいるのではないでしょうか。


そこで今回のコラムでは、食洗機のメリットとデメリット、食洗機が向いている家庭などを解説します。
新築で食洗機が必要かどうかを一緒に考えてみましょう。

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食洗機とは?まずは基本をおさらい

まずは食洗機の基本情報として、機能、種類、光熱費について確認しましょう。

食洗機の種類

食洗機は大きく分けて、「ビルトイン型」「据え置き型」の2種類があります。

ビルトイン型

ビルトイン型はキッチンの作業台の下に組み込まれるタイプ。
食洗機が天板下に格納されるので、作業台をすっきり広々と使えます。

キッチンに組み込む形で水道の配管工事も必要なので、新築時に導入されることが多いです。

据え置き型

据え置き型はキッチンの作業台の上などに設置できるので、新築後に後付けでも導入できます。
給排水の関係でシンクから一定距離内に配置する必要があり、キッチンの広さや置き場所によっては作業スペースが圧迫される可能性があります。

食洗機の機能

食洗機の機能は、汚れ洗浄、高温による除菌、乾燥の3つが基本機能となっています。

メーカーや商品によってそのほかにもこんな機能が付いている機種もありますよ。

  • ・除菌機能:銀イオンなどで除菌を行う
  • ・コース選択:強力コースやスピードコース、低温コースなどが選択できる
  • ・節水・省エネ:食器量を検知して水流を自動調節し節水・省エネを行う
  • ・排気調節:排出される高温の排気の温度や音を調節する

食洗機の光熱費

食洗機でかかる光熱費が気になるという方も多いのではないでしょうか。
実は、手洗いよりも食洗機のほうが光熱費を節約できるとされています。

経済産業省の試算によると、食洗機を使用した場合、年間の水道代・電気代の合計が約19,090円、手洗いの場合は年間の水道代・ガス代の合計が約25,560円。
食洗機のほうが、年間で約6,470円も光熱費が節約できるケースがあります。

年間の水道の使用量も食洗機は10.80㎥使用、手洗いは47.45㎥使用と、食洗機のほうが節水しながら洗浄できるのです。

※給湯器(40℃)、使用水量65L/回(冷房期間は、給湯器を使用しない)の手洗いの場合と給水接続タイプで標準モードを利用した食器洗い乾燥機の場合の比較
※手洗い、食器洗い乾燥機ともに2回/日
参照:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト

新築で必要か?食洗機のメリット・デメリット

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続いて、食洗機のメリットとデメリットをあらためて確認しましょう。

メリット①食器洗い家事が楽になる

食洗機を使えば、毎日の食器洗いの手間を大きく削減できます!

1日2回20分ずつかけていた食器洗いが5分で終われば、年間で180時間以上の時間の節約にも。

空いた時間で家族との時間を過ごしたり自分の趣味を楽しんだりもできますね。

こちらのコラムでも家事を楽にするアイデアをご紹介しています。

子育て世帯におすすめの間取りや動線も解説していますので、ぜひご覧ください。

【子育て世帯】家事効率化のアイデア17選!家事動線のいい間取りも紹介

メリット②洗浄力が高い

食洗機は高温のお湯で高圧洗浄するので、油汚れなどもすっきり落としてくれます。
洗剤と高温洗浄の組み合わせで、手洗いよりも高い除菌効果も期待でき、きれいで衛生的な洗い上がりが期待できます。

メリット③手荒れを防止できる

水仕事や食器用洗剤による刺激から手を守り、手荒れを防ぐことができます。
食器洗いは毎日のことですから、敏感肌の方にはうれしいメリットでしょう。

メリット④光熱費が抑えられる

先ほどご紹介した通り、食洗機は手洗いよりも光熱費を節約できるケースがあります。
水道代やガス代が高い地域なら、節約効果も高いでしょう。

デメリット①導入費用がかかる

食洗機の導入には、本体購入費用と設置工事費用がかかります。
また、お手入れを怠って不具合が出てしまうと、修理費がかかる可能性も。

ただし、光熱費は食洗機のほうが節約できるので、長期的に見るとコストをカバーできる部分もあるでしょう。

デメリット②予洗いが必要

食洗機に食器を入れる際には、ざっと汚れを洗い流す「予洗い」が必要なケースがあります。
これを怠ると洗い残しが出てしまう可能性があり、多くの食洗機では欠かせない工程です。

この予洗いを手間と感じる方や、「予洗いするならそのついでに洗ってしまえば良い」と思う方もいるでしょう。
最新の高機能食洗機であれば予洗いが不要なものもあるので、そのような食洗機を選ぶ方法もあります。

デメリット③食器の入れかたにコツがいる

食洗機は食器の入れ方にコツがあり、慣れるまではセットに時間がかかったり、セットの仕方が悪くて洗い残しが発生したりする可能性も。
使い慣れると効率的な入れ方が分かってきます。

デメリット④食洗機で使えない食器がある

熱に弱いプラスチック製の食器、薄いガラスのグラスやお皿、木製お椀など、食洗機に不向きな食器があります。
このような食器を多く使用する家庭や、食器の分別が面倒だと感じる方には、食洗機の必要性は低いかもしれません。



家族の人数が多く、一度にたくさんの食器を洗う家庭などでは、食洗機は便利に使えるはず!
一方で、一度に使う食器が少なく予洗いするくらいなら手洗いしても手間があまり変わらない、食洗機で使えない食器が多いという家庭は、食洗機の必要性が低い可能性があるでしょう。

新築で食洗機が必要かはライフスタイルに応じて判断を!

新築で導入するならキッチンに組み込むタイプのビルトイン型、入居後に後付けするなら据え置き型を選ぶケースが多いです。

食洗機のメリットには、食器洗いを楽にして時間を節約する、高い洗浄力、手荒れ防止、光熱費の削減などがあります。
一方で、導入には費用がかかり、予洗いや食器のセットの手間、使用できない食器があるといったデメリットも存在します。

食洗機は、家族の人数が多い、家事を時短したいといった家庭には利点が大きいですが、少人数世帯や食洗機で使えない食器を多用する家庭では必要性が低くなる可能性もあります。
新築で食洗機が必要かどうかは、家族構成やライフスタイルに合わせて判断しましょう。

札幌で新築を検討しているなら、ぜひインゾーネの家にご相談ください!
インテリアコーディネートと一緒に進める家づくりで、理想の家を実現しましょう。

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