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家づくりコラム

2024年08月05日

回遊動線のメリット・デメリットを完全解説!インゾーネの家の事例も

こんにちは!インテリアと一緒に考える注文住宅「インゾーネの家」です。

回遊動線は、便利で暮らしやすい間取りの一つとして注目されています。
これから家づくりで「回遊動線を取り入れたい!」と考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回のコラムでは、回遊動線の基本から、メリット・デメリット、そして回遊動線を上手に取り入れるためのポイントまでを解説!
「インゾーネの家」での回遊動線の施工事例もご紹介しますので、ぜひご覧くださいね。

Circulation-flow.jpg

回遊動線とは?

回遊動線とは、行き止まりがなく、スムーズに移動できる動線のことです。
一つの部屋に複数の出入り口が設けられており、部屋から部屋へと連続して移動できます。
回遊動線があると、行き止まりでUターンすることがないので、家の中を短い距離で移動できるのです。

生活動線、家事動線との関係
家づくりの用語の中に、似た言葉で生活動線、家事動線というものもあります。

生活動線は、住む人が生活の中で家を移動する経路を線状に示したもの、家事動線は生活動線の一種で、家事を行う際の移動経路を線状に示したものです。

一方、回遊動線は間取りの一つ。
効果的な回遊動線が取り入れられていると、生活動線や家事動線がより効率的になり、日常生活や家事をスムーズに行えるようになります。

回遊動線のメリット

回遊動線のメリットには以下のようなものがあります。

家の中の移動がスムーズになる

回遊動線があると、移動距離が短くなり、行きたい場所へすぐに移動できます。
また、目的地への経路が複数あることで、状況に応じて適した経路を選べるのも利点です。

例えば、来客の多い家で個室から洗面所への経路が複数あれば、リビングにいる来客と顔を合わせずに移動できるなど、プライバシーの確保にも役立ちます。

家事効率が良くなる

家事は、複数の作業を並行して行うことも多いもの。
回遊動線によって移動距離が短くなれば、自然と家事の時短にもつながります。

例えば、キッチンを中心とした水周りに回遊動線を取り入れると、料理の合間に洗濯をしたり、お子さんを見守ったりするのが楽になるでしょう。

回遊動線は家事動線の良い間取りの一つ!
家事や子育てを楽にする間取りのアイデアはほかにもありますよ。
家事動線については以下のコラムでもご紹介していますので、あわせてぜひご覧ください。
家事動線の良い間取りにするには?家事が楽になる3つのアイデアと事例も紹介
【子育て世帯】家事効率化のアイデア17選!家事動線のいい間取りも紹介

家族間の渋滞が解消する

一つの部屋に複数の出入り口があることで、同じ部屋への人の出入りもスムーズに。
例えば、朝に混雑しがちな洗面所もスムーズに出入りでき、出入り口での混雑を防げます。

空間が開放的になる

回遊動線は、開口部が複数あり、廊下をなくして部屋同士を最短距離でつなぐといった間取りが多いです。
そのため、おのずと仕切りや壁が少なくなり、広々とした印象に。
圧迫感のない、開放的な空間になります。

回遊動線のデメリット

一方で、回遊動線にもデメリットもあります。

収納スペースが減る

出入り口が増えるぶん壁が減り、クローゼットの収納スペースを確保したり、収納家具を置いたりする場所が減ってしまう可能性があります。

建築コストが高くなる

ドアなどの部材が増え、材料費や施工費が高くなる可能性があります。

また、開放感を重視して壁面が減ると、構造上弱くなる可能性があり、耐震構造対策のための追加コストが発生する可能性もあります。

プライバシー確保がしづらいケースもある

出入口が複数あって人の移動や出入りが頻繁になることで、場合によっては落ち着きのない空間になってしまう可能性があります。

例えば、洗面脱衣室を回遊動線に組み込んだ場合、入浴中に洗面脱衣所への人の出入りが気になってしまうということもあるでしょう。

回遊動線を成功させるポイントと事例紹介

回遊動線を成功させるには、ライフスタイルに合わせた設計が重要です。
回遊動線は手段であって目的ではありません。
まずはどんな目的のために回遊動線を取り入れたいのか考えてみましょう。

例えば、料理や洗濯などの家事の効率アップを目指すなら、キッチンを起点とした回遊動線を、朝の身支度の渋滞を解消したいなら洗面所を起点とした回遊動線を意識しましょう。

また、収納スペースついても、壁面収納やシューズクロークを動線上に組み込むなど、設計段階から考えておく必要があります。

具体的な生活動線や家事動線をイメージして、ライフスタイルに合った回遊動線を設計しましょう。

「インゾーネの家」の回遊動線の施工事例

「インゾーネの家」で手がけた回遊動線の間取りの事例をご紹介します。

夫婦ふたりのラグジュアリーな暮らし アートギャラリーのある家。

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ウォールナットの落ち着いた色合いで統一された、シックで上質な空間です。

玄関は土間張りのシューズクローゼットが回遊動線になっています。
靴を選んだり、シューズクローゼットにある物を出し入れしたりするときには、シューズクローゼットに設けた折り畳み式のドアから移動が可能。

折り畳み式ドアは閉じておけば、来客時にシューズクローゼットが見えてしまう心配もありません。

バリスタの建てた家。

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玄関からリビング側とキッチン側への2つの動線を確保した回遊できる間取りを採用。

玄関ホール横には手洗いスペースも設け、手を洗ったらお仕事帰りにはまっすぐリビングへ、食材などの買い物帰りにはまっすぐキッチンへと、帰宅動線ばっちりの工夫が施されています。

回遊動線のメリットとデメリットを知り暮らしやすい家づくりを

回遊動線とは、行き止まりがなく、スムーズに移動できる動線のことです。
複数の出入り口を持つ部屋同士が連続してつながることで、移動距離が短縮され、日常生活や家事が効率的になります。

回遊動線には、家の中の移動がスムーズになる、家事の効率化、家族間の渋滞の解消、開放的な空間になるといったメリットがあります。
一方で、収納スペースの減少や建築コストの増加、プライバシーの確保が難しいケースがあるといったデメリットも。

回遊動線を成功させるためには、ライフスタイルに合わせた設計が重要です。
目的に応じた動線や間取りを設計し、収納スペースについても設計時に工夫を施しましょう。
インゾーネの家の施工事例もぜひご参考くださいね。

札幌で新築を検討しているなら、ぜひインゾーネの家にご相談ください!
インテリアコーディネートと一緒に進める家づくりで、理想の家を実現しましょう。

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