家づくりコラム
2024年12月24日
造作洗面台は後悔する?失敗事例や対策を紹介!
こんにちは!インテリアと一緒に考える注文住宅「インゾーネの家」です。
近年、造作洗面台を採用する方が増えています。
カスタマイズ性が高く、理想の洗面空間が作れる造作洗面台ですが、中には採用して後悔したという声も。
今回は、造作洗面台の特徴から、後悔しないためのポイントまでを詳しく解説します。
新築やリフォームで造作洗面台の採用を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
造作洗面台とは?魅力やメリットを紹介
まずは造作洗面台の基本的な特徴から見ていきましょう。
造作洗面台とは、洗面ボウルや水栓、収納などを一つひとつ選んで組み合わせる、オーダーメイドの洗面台です。
既製品と比べて自由度が高く、空間に合わせた設計ができるのが特徴です。
タイルや木材など、好みの素材を取り入れることで、独創的でおしゃれな空間を演出できます。
また、限られたスペースを最大限活用できるのも魅力の一つです。
こちらは、インゾーネの家で造作洗面台を取り入れた事例です。
シンプルで無駄のない、モノトーンインテリアで統一されたお家です。
造作の洗面化粧台も、お家全体のデザインにあわせて、シンプルでスタイリッシュなデザインを採用。
大きな鏡にしっかりと収納も確保し、忙しい朝もゆとりを持って身支度を進められます。
フロアにはナチュラルな色を取り入れることで、かっこよさの中にもほどよいリラックス感をプラス。
おしゃれで機能的、そしてご自身の使い勝手を重視して自由にカスタマイズできるのが、既製品にはない造作洗面台を選択する魅力です。
造作洗面台で後悔?代表的な失敗事例を紹介
とても魅力的な造作洗面台ですが、ポイントを押さえていないと「失敗した!」と感じてしまうことも。
事前に知っておくことで回避しやすいので、ここでは5つの代表的な後悔ポイントを紹介します。
使い勝手に関する後悔
水栓の選択を誤り、使いづらさを感じるケースが多いようです。
デザイン重視でシャワーホースのない水栓を選んだものの、洗面台で髪を洗えず不便さを感じる方や、節水機能のない水栓で水道代が気になる方もいます。
また、洗面ボウルが小さすぎて水が跳ねやすい、深さが足りず使いにくいといった声も聞かれます。
お手入れに関する後悔
見た目重視で選んだ素材が、予想以上にメンテナンスを必要とするケースがあります。
特にタイルを採用した場合、目地の汚れが気になって掃除が大変だったり、木製カウンターは水染みが付きやすく、すぐに拭き取る必要があったりします。
水栓まわりの掃除もポイントで、カウンターに設置するタイプは根元に水やホコリが溜まりやすく、こまめな清掃が必要です。
収納に関する後悔
デザイン性を重視するあまり、収納スペースを十分に確保できていないことも。
洗面台まわりには歯ブラシや化粧品、洗剤などさまざまなものを置く必要があります。
収納が不足すると、せっかくのおしゃれな洗面台も生活感が出てしまい、スッキリとした空間を保てなくなってしまいます。
照明に関する後悔
照明の位置や明るさに関する後悔も見られます。
収納付きの鏡を設置したものの、上部の照明と干渉して暗くなってしまったケースや、デザイン重視で間接照明を採用したものの、身だしなみを整えるには暗すぎるといった声があります。
費用に関する後悔
造作洗面台は、こだわりすぎると予算オーバーになりやすいという特徴があります。
一般的な造作洗面台の費用は20~30万円程度ですが、素材や設備にこだわると大きく上回ることも。
また、保証がないことや、部品交換時の費用負担も考慮する必要があります。
造作洗面台の費用については下記コラムもあわせてご覧ください。
造作洗面台の費用相場は?価格を安くおさえるためのポイントを紹介
造作洗面台で後悔しないための対策をしよう
造作洗面台の後悔を防ぐために、どのような対策が効果的でしょうか。
使い勝手を重視した設計
まずは、実際の使用シーンをイメージしながら設計することが重要です。
朝の使用人数や、洗面台で行う作業内容を具体的に考えましょう。
洗面ボウルは大きめを選択し、水栓は使用目的に合わせてシャワーホースの有無を検討します。
コンセントの位置や数も、ドライヤーや電動歯ブラシの使用を想定して決めましょう。
メンテナンス性への配慮
掃除のしやすさを考慮した素材選びが重要です。
タイルを使用する場合は、汚れの目立ちにくいグレーや黒などの目地色がおすすめ。
木製カウンターを採用する際は、必ず防水加工を施しましょう。
水栓は壁付けタイプを選べば、カウンター周りの掃除が格段に楽になりますよ。
収納容量の確保
十分な収納容量を確保することは、快適な洗面空間の実現に必須!
洗面台下のキャビネットに加え、壁面収納やニッチなども検討しましょう。
収納付きの三面鏡を採用すれば、小物類もすっきり。
タオルバーや小物置きの位置も、使いやすさを考えて配置することが大切です。
照明計画と採光の工夫
身だしなみを整える場所として、適切な明るさを確保することが重要です。
自然光を取り入れられる位置であれば、窓を設置するのも良いでしょう。
照明は、顔全体が明るく見える位置に設置し、LED照明なら昼白色を選ぶと肌の色も自然に見えます。
予算と保証への対応
予算内で理想の洗面台を実現するためには、優先順位をつけることが大切です。
例えば、洗面ボウルと水栓は既製品を使用し、収納を造作で作るなど、メリハリをつけた計画を立てましょう。
また、アフターメンテナンスについても事前に確認し、長期的な維持費用も考慮に入れることをおすすめします。
造作洗面台で後悔しないために!失敗事例と対策を確認しよう
造作洗面台は、デザイン性と機能性を両立できる魅力的な選択肢です。
しかし、見た目だけにとらわれすぎると、使い勝手の悪さやメンテナンスの手間に後悔することも。
後悔しないためには、実際の使用シーンをイメージしながら、使い勝手、お手入れのしやすさ、収納力、照明計画、予算などを総合的に検討することが大切です。
プランニングの段階で、これらのポイントをしっかりと押さえることで、理想的な洗面空間を実現できるでしょう。
札幌で新築を検討しているなら、ぜひインゾーネの家にご相談ください!
インテリアコーディネーターと一緒に進める家づくりで、理想の家を実現しましょう。