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おすすめの家の向きとは?方角別のメリット・デメリットと日当たりを良くする5つのポイント

家のこと

Update:2023.02.15


それぞれのライフスタイルによって、おすすめの家の向きが異なります。家にいる時間が長く、一日中太陽の光を入れたい場合は、「南向き」が良いでしょう。


本記事では、どの家の向きが良いか自分で判断できるように、各方角のメリット・デメリットを解説します。




目次


家の向きは何向きがおすすめ?


方角別のメリット・デメリット


東向き


西向き


南向き


北向き


家の日当たりを良くするための5つのポイント


1.窓の大きさや配置、数を工夫する


2.間取りを工夫する


3.明るい照明を使う


4.内装に明るい色を使う


5.庭やベランダを工夫する


家の向きを工夫して快適に過ごそう



家の向きは何向きがおすすめ?





明るさを考慮して家の向きを決める際、日当たりの良い「南向き」がおすすめといわれることがあります。「南向き」とは、メインで使用する部屋が南側にある家を指すことが一般的です。南向きで日当たりがよければ、札幌の冬も暖かく過ごせるでしょう。




しかし、南向きの家がを選べば、必ず日当たりに恵まれるわけではありません。




高層建築物が近くにある場合や、谷底のように低い土地に建てられている場合は、南向きにもかかわらず自然の光を採り入れることが難しいでしょう。




また「日当たりのよさ」には、デメリットもあります。




家の向きを判断する際は、「南向き」にこだわるのではなく、各方角のメリットやデメリットを考慮した方が良いでしょう。





方角別のメリット・デメリット



「南向き」の物件は、日当たりが代良いと考えられているため人気を集める傾向にあります。日当たりの観点から、「南向き」が最も人気を集め、「東向き」「西向き」「北向き」と続くことが一般的です。




一方、日当たりが悪いと考えられている「北向き」にもメリットがあります。そのため、それぞれのライフスタイルや好みに合わせて方角を判断することが大切です。




マイホーム購入時に物件選びの参考になるように、東向き・西向き・南向き・北向きのメリットやデメリットをそれぞれ解説します。




東向き


太陽は東から昇り西へ沈むため、朝日が入る点が「東向き」の特徴です。日照時間は「南向き」と比べると、短い傾向にあります。




朝日を浴びて、心地よい気分で出勤・通学の準備をはじめられる点がメリットです。また、朝の日当たりが良いため、冬でも比較的暖かく過ごせます。




一方、午後の日当たりが悪く、夕方から夜にかけて冷えやすい点がデメリットです。朝の日差しの強さを懸念する方もいます。




総合的に考えると、朝から積極的に行動したい人、午後に自宅で作業する機会が少ない人が「東向き」物件向きといえるでしょう。




西向き


東向きとは対照的に、朝は太陽の光が入らず、夕方に西日が差し込む点が「西向き」の特徴です。日照時間は、基本的に「東向き」と変わりません。




夕方の日差しが強いため、帰宅後に自宅が暖かい点がメリットです。また、自宅から綺麗な夕日を眺められます。




一方、午前中に日が入らないため、とくに冬の朝方は寒い点がデメリットです。また、夏は夕方でも暑く感じます。




日中自宅にいない人、暖かい自宅に帰りたい人に「西向き」物件がおすすめです。




南向き


日本は北半球にあるため、一年中光が差し込む点が「南向き」の特徴です。各方角の中で、最も日照時間が長い傾向にあります。




一日中暖かさを保ち、結露やカビも発生しにくい点がメリットです。朝から夕方まで光を採り入れられるため、洗濯物を乾かすのにも適しています。




一方、日当たりがよすぎるため、夏の室温が上昇する点がデメリットです。また、家具や書籍の日焼けを考慮すると、保管場所には向きません。




「南向き」物件は、日中自宅にいる時間が長い人、洗濯物を乾かす機会が多い人向きといえるでしょう。




北向き


北半球にある日本では、南側を通り太陽が東から西に沈むため、「北向き」物件は日光がほとんど入りません。各方角と比べて、日照時間も短い傾向にあります。




朝から夕方まで太陽の光が入らない分、夏場に涼しい環境をつくれる点がメリットです。書籍や家具の日焼けも防げます。




一方、冬場は一日中寒く、暖房代が高くなる点がデメリットです。昼間から暗いことも多いため、自ずと電気代も上がります。




「北向き」は、日中家にいる時間が短い人向きといえるでしょう。





家の日当たりを良くするための5つのポイント





家の向きによって、日当たりが大きく異なります。ただし、購入を検討中の家が「南向き」でない場合でも、工夫次第で日当たりを良くできます。




家の日当たりを良くするための5つのポイントは、以下のとおりです。






  1. 窓の大きさや配置、数を工夫する




  2. 間取りを工夫する




  3. 明るい照明を使う




  4. 内装に明るい色を使う




  5. 庭やベランダを工夫する






各ポイントを詳しく解説します。




1.窓の大きさや配置、数を工夫する


窓の大きさや配置、数を工夫すれば、日当たりが良くない方角でも環境を改善できます。




たとえば、窓を大きく開放的にしたり、高い位置に設置したりすると、部屋の奥まで日光を採り込みやすくなるでしょう。窓の位置を高くすれば、外からの目線を避ける効果も期待できます。




また、窓の数を増やせば、明るく風通しの良い家にできるでしょう。ただし、窓を増やすとプライバシーや防犯性が気になるところです。




「北向き」の家であれば、天窓の設置も検討しましょう。他の方角向きの物件と比べ、天窓を設置しても室内が暑くなりすぎる心配もいりません。




2.間取りを工夫する


家の日当たりを良くするには、間取りを工夫する方法もあります。




「南向き」の物件でなくても、リビングを家の南側に設ける間取りにすれば、日当たりが良くなるでしょう。南や東側の部屋に大きな窓を配置すれば、より光を採り入れられます。




また、戸建では2・3階をリビングにすれば、プライバシーを確保しつつ太陽の光を多く採り入れられるでしょう。




3.明るい照明を使う


太陽の光を採り入れられなくても、照明を使えば室内を明るくできます。




照明を使用する際には、LEDシーリングライトの設置を検討しましょう。LEDのライトであれば、明るく電気代も節約しやすい点がメリットです。




各部屋に間接照明を取り入れると、家中で明るい雰囲気で快適に活動できます。光の色は、生活空間にあわせて選ぶことがポイントです。




4.内装に明るい色を使う


白系の色は光を反射しやすいため、内装にホワイトやアイボリーなどの明るい色を使用すると、室内をより明るくできます。




家具や壁紙などを明るい色にすると良いでしょう。あわせて、黄色やオレンジなどの膨張色を取り入れると、部屋を広く見せられるため、明るく開放的な空間を実現できます。




そのほか、カーテンの素材を工夫すれば、太陽の光をできるだけ多く採り入れるでしょう。




5.庭やベランダを工夫する


庭やベランダを工夫すると、室外の光がより多く入るようになります。庭やベランダに、光が反射しやすい白い砂利を敷き詰めてみましょう。




砂利はそれぞれサイズや形状が異なるため、敷く場所を考慮して選ぶことが大切です。人が歩く場所に敷くのであれば、直径約1.5cm程度のものを選びます。人が歩く機会が少ない場合、5cm以上の砂利を選べば重厚感のある庭園にできるでしょう。





家の向きを工夫して快適に過ごそう





家の向きを工夫すれば、マイホームで快適に過ごせます。とくに、日当たりの良い家を希望するのであれば、「南向き」がおすすめです。




しかし、「南向き」にもデメリットがある点に注意しなければなりません。また、希望する家の向きが日当たりの良い方角でなくても、工夫次第で改善は可能です。




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