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階段下の活用法を紹介!収納やディスプレイで空間を有効利用しよう

家のこと

Update:2021.11.13

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階段下のスペースは、収納やディスプレイ、趣味活動などに幅広く活用できます。具体的なアイデアを紹介するので、ぜひ参考にしてください。また、スペースを隙間まで無駄なく活用するアイデアについても紹介します。






階段下のスペースを放置するのはもったいない


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まっすぐの階段であれ、螺旋タイプや踊り場のあるタイプの階段であれ、どんな階段でも階段下にはスペースが生じます。階段の大きさによってはかなりのスペースとなるため、放置するのはもったいないといえるでしょう。有効活用するためにも、まずは次の2点について考えてください。






  • 段差部分をどう活用するか考える




  • 明るさについても考えよう






段差部分をどう活用するか考える


階段下のスペースが活用しにくいのは、段差部分が低くなっているからです。階段下のスペースの活用法が浮かばないときは、段差部分とその下の部分を横に区切って2つの空間として考えてみてはいかがでしょうか。




段差部分は高さが十分に取れないだけでなく、形状も複雑です。無理に活用するのではなく、幅が広い下部分だけの活用法を検討してみましょう。




明るさについても考えよう


階段下は階段の陰になるため、近くに窓があるなどの特殊な状況にない限り、あまり明るい空間とはいえません。有効活用するためにも、照明をつけることも検討してみましょう。




例えば階段下に電子ピアノなどを置く場合、明るさが十分でないと夜間はピアノを弾けません。用途に合わせた照明を取り付け、空間を活かしていきましょう。






収納スペースとしての階段下の活用方法


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階段下を収納スペースをとして活用するケースも少なくありません。収納スペースであれば何度も立ち入るわけではないため、高さが十分でなくてもあまり不便は感じないでしょう。収納の4つのアイデアについて解説します。






  • 扉をつけて納戸として活用する




  • フックや棚をつけてクローゼットに




  • 掃除用具や日用消耗品をまとめて収納




  • 季節のグッズやアウトドア用品を収納






扉をつけて納戸として活用する


階段下の空間を壁で囲い、扉をつけて部屋状にして納戸として使ってみてはいかがでしょうか。ものをそのまま階段下に置くとごちゃごちゃした印象になってしまいますが、扉を付けて部屋化すれば見苦しいものはすべて隠れるので、階段のある空間全体をすっきりと見せることができます。ただし、壁で明るさが遮られるので、照明をつけるようにしましょう。




フックや棚をつけてクローゼットに


部屋状にした階段下スペースを、ウォークインクローゼットとして活用することもできます。内部にポールを取り付けてハンガーをかけられるようにしたり、上部の凹凸部分にフックを取り付けたりすると、デッドスペースがなくなり、空間を無駄なく利用できるでしょう。




部屋状にせずに、そのままの形でクローゼットとして階段下を使うこともできます。おしゃれなアパレルショップをイメージして、お気に入りの洋服や帽子、バッグなどをインテリアの一部にするのはいかがでしょうか。




掃除用具や日用消耗品をまとめて収納


階段下の高さを活かして、モップや縦型掃除機などの掃除用具を置いてはいかがでしょうか。廊下やリビングに階段がある場合は、掃除もしやすくなるでしょう。




また、トイレットペーパーやティッシュペーパー、キッチンタオル、洗剤のリフィルなどの日用消耗品の置き場としても活用できます。掃除用具や日用消耗品は生活感が出るため、階段下を壁や扉で部屋化してから置くようにしましょう。




季節のグッズやアウトドア用品を収納


雛飾りや五月人形、おせちの重箱などの季節のグッズ置き場としても階段下のスペースを活用できます。高さを活かしてクリスマスツリーなどを置いてもよいでしょう。




年に何度かしか使わないアウトドア用品を置く場所としてもおすすめです。階段が玄関の近くにある場合は、取り出しやすく収納しやすいというメリットもあります。






収納スペース以外としての階段下の活用術


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階段下のスペースは、収納以外にも活用することができます。置きたいものや階段の場所に合わせて、次のように活用してみてはいかがでしょうか。






  • テレビを置いてリビングを広く使う




  • 箱庭やアートなどの見せる空間に




  • ピアノやおもちゃなどのキッズスペースとして




  • ソファや椅子を置いてくつろぎの空間に






テレビを置いてリビングを広く使う


リビングに階段がある場合には、テレビを置く場所として階段下を活用することができます。螺旋階段や折り返し階段では奥行きがあるためテレビが暗くなってしまいますが、直線型の階段であれば、あまり暗さを感じずに視聴できるでしょう。テレビを階段下に置くことで、リビングの空間を広く活用できるというメリットもあります。




箱庭やアートなどの見せる空間に


絵や彫刻などのアートを飾る場所として階段下を活用することもできます。また、階段下の床部分を区切って小石や砂などを敷き詰め、箱庭をつくるのも素敵です。アートや箱庭がより美しく見えるようにスポットライトを取り付ければ、より洗練された空間になるでしょう。




ピアノやおもちゃなどのキッズスペースとして


ピアノやおもちゃを置いて、キッズスペースとして使うこともできます。高さが気になる階段下ですが、小さな子どもが使う分には不便はないでしょう。スペース全体が暗くなるときは、照明を取り付けて居心地の良い空間に仕上げてください。




コンセントをつけておくと便利


階段下のスペースを活用するときには、照明だけでなくコンセントもつけておくほうが良いでしょう。例えば電子ピアノを置くときも、階段下にコンセントがあれば延長コードなしに利用できます。




また、掃除用具を置く場合も、コンセントがあればお掃除ロボットの充電スポットとしても活用できます。一般的な掃除機を使うときも、階段下から取り出してすぐにコンセントを差し込めるのでストレスがありません。




ソファや椅子を置いてくつろぎの空間に


小さなソファや椅子を置いて、くつろぎの空間として階段下を使うのはいかがでしょうか。階段が廊下にある場合は、一人になりたいときに座ることができるでしょう。




階段がリビングにある場合であれば、メインのソファ以外のソファとして置くことで、リビング内でくつろげる場所を増やすことができます。色や形に特徴がある椅子を選べば、リビングのアクセントとして楽しむこともできるでしょう。




階段下は高さがないため、長時間を過ごす場所としては適さないかもしれません。しかし、高さがないことでかえって落ち着くと感じる方もいます。上手に活用して、家をさらに居心地の良い空間にアップグレードしていきましょう。






使い方は無限大!階段下を活用しよう


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階段下のスペースは、アイデア次第でさまざまに活用することができます。壁や扉をつけて部屋化すれば、ごちゃごちゃしたものを収納する納戸やクローゼットとして活用できるでしょう。階段の凹凸部分も、フックや棚を取り付ければ、細々としたものを片付ける場所として無駄なく使うことが可能です。




階段下のスペースは収納以外の場所としても活用できます。アートや箱庭などの見せる空間にすることや、キッズスペースやくつろぎスペースとして活かすことも検討できるでしょう。階段の位置や形状、階段下スペースの広さも考慮した上で、空間をプランニングしてみてはいかがでしょうか。