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和モダンな空間を完成させるインテリア!選び方のコツを解説

家のこと

Update:2022.06.18

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和モダンな空間は、インテリアで完成します。どのようなインテリアを選べば良いのか、また、よりおしゃれに仕上げるポイントについて見ていきましょう。和モダンな空間を作る際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。





和モダンインテリアに欠かせないキーアイテム


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和のテイストを取り入れつつも、伝統的というよりは現代的なスタイルに仕上げる和モダンは、アイテム選びが重要です。簡単に和モダンな空間を作れるキーアイテムとしては、次の4つが挙げられます。






  • 琉球畳




  • 小上がり




  • 床の間




  • 格子状の扉や窓、小物






それぞれのアイテムの特徴や取り入れ方、より和モダンなスタイルに仕上げるポイントについて、詳しく見ていきましょう。




琉球畳


琉球畳とは、約半畳の大きさの正方形の畳です。一般的な畳とは異なり、縁がありません。畳の目の方向を互い違いに敷き詰めると、床が格子状のデザインになり、おしゃれな雰囲気に仕上がります。また、縁がないので、床が広々と見えるのも琉球畳の特徴です。




本格的な和室というよりは洋風な家具にも合う和室を作りたいと考えている方は、琉球畳をチョイスしてみてはいかがでしょうか。和風・洋風どちらの家具や壁紙にも合い、簡単に和モダンな空間を作れます。




小上がり


小上がりとは、一段高くなった空間です。例えば、リビングに和モダンなテイストを取り入れたいときは、片隅に小上がりを作ってみてはいかがでしょうか。




小上がり部分に琉球畳を敷くのも良いですが、フローリングを敷いて座布団をいくつか置くのもおすすめです。ちょうど腰掛けられる程度の高さにすれば、ほっと一息付きたいときに座ったり横になったりできるでしょう。




床の間


洋風の空間でも床の間を作ると、一気に和モダンテイストに仕上がります。お正月やひな祭りなどの季節の行事の飾りを置けば、より和を感じられる空間になるでしょう。




床の間といえば、掛け軸や生け花、香炉などを置く場所として使うことが一般的ですが、広くディスプレイスペースとして活用することもできます。モダンアートを飾ったり、グラフィカルなイラストを額に入れてかけたりするのも素敵です。




格子状の扉や窓、小物


格子をデザインに取り込むと、和モダンテイストが一気に高まります。例えば、畳の部屋の窓や扉は、ふすまや障子がスタンダードです。しかし、格子デザインのドアや障子にすれば、和にモダンなニュアンスをプラスすることができます。黒やダークブラウンなどの暗めの色の格子を選べば、シックで落ち着いた空間になるでしょう。




【空間別】和モダンインテリアに仕上げるコツ


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和モダンなインテリアに仕上げるためには、家具の選び方にも少し注意が必要です。次の3つのポイントを意識して、家具を選んでみましょう。






  • 寝室には木を感じるローベッドをチョイス




  • リビングにも低めの家具をチョイス




  • 和室にはあえて今を感じるアイテムを配置






それぞれのポイントがもたらす効果や、和テイストにつながる理由などについて、詳しく解説します。




寝室には木を感じるローベッドをチョイス


和のライフスタイルと洋のライフスタイルの違いは、床の使い方に顕著に表れます。西洋では家の中でも靴を履くため、床に直接座るということはあまりありません。しかし、日本では家の中では靴を脱ぎ、畳などの床に直接座って食事をしたりくつろいだりします。就寝するときも床に布団を敷き、床と同じ高さで眠ることが一般的です。




布団ではなくベッドを取り入れるときは、床と近い高さのものを選びましょう。脚部がないベッド、あるいは脚部がごく短いベッドを選ぶと、寝室に和の雰囲気が生まれます。また、ヘッドボードやフレームは木の質感を活かしたものにすれば、より和モダンな印象に仕上がるでしょう。




リビングにも低めの家具をチョイス


リビングに置く家具も、低めのものを選ぶことで和モダンな雰囲気を醸し出すことができます。例えばソファーの座面の高さ、飾り棚の高さなどが低いと、自然と目線が低くなり、和の空気間が生まれるでしょう。




また、低めの家具を選ぶと、床に座って過ごしやすくなります。例えば座面が低いソファーにすれば、ソファーを背もたれにして床に座る場面も増えるかもしれません。ソファー周りにラグを敷き、より過ごしやすい空間を作っていきましょう。




和室にはあえて今を感じるアイテムを配置


フローリングの空間を和モダンに仕上げるためには、ローベッドやローソファーなどの和を感じさせる家具が欠かせません。しかし、すでに和テイストあふれる和室には、モダンテイストをプラスしないと、シンプルな和空間になってしまいます。




例えば、丸みのある家具やフラワーベース、照明器具などを和室に使うと、シンプルな和空間が少しモダン寄りに仕上がるでしょう。また、モビールやタペストリーなどの小物も、和空間にモダンテイストを加えるアイテムとなります。





和モダンインテリアの注意点


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和モダンは、和テイストとモダンテイストを組み合わせるトランスカルチャーなスタイルです。簡単に実施できますが、いくつか注意するポイントがあります。特に注意したいポイントとしては、次の3つが挙げられるでしょう。






  • 和とモダンの配分を決めておく




  • 十分な収納スペースを確保する




  • 機能的かどうかを確認する






それぞれのポイントについて、詳しく解説します。




和とモダンの配分を決めておく


和モダンという言葉でイメージするインテリアは、人によって異なります。和風空間に現代的なテーブルを置くだけでも和モダンといえますが、フローリングの洋風な空間に座椅子を置くことで和モダンを感じる方もいるでしょう。




イメージどおりの和モダンな空間に仕上げるためにも、和とモダンの配分を決めておくことが大切です。和が1でモダンが9なのか、和とモダンのテイストが同程度になるようにするのか、はたまた和をベースとしてモダンなニュアンスをプラスするのか、家族で話し合って決めておきましょう。




十分な収納スペースを確保する


和モダンな空間を作ることだけに注目してしまうと、収納スペースが不足することがあります。例えば、フローリングにローベッドやローソファーを置くことで和モダンスペースにすることができますが、その分、ベッドやソファーの下を収納スペースとして活用することはできなくなってしまうでしょう。




また、タンスや棚なども低めのものを選ぶと、収納量が少なくなります。小上がりの段差部分を収納空間にするアイデアなども検討し、十分な収納スペースを確保するようにしましょう。




機能的かどうかを確認する


和モダンな空間を作りたいという思いが先行すると、家具や小物などを選ぶときにデザインにとらわれてしまう恐れがあります。もちろんデザインやテイストも大切ですが、機能的であることも重要です。インテリアを決めるときは、機能的であることを前提として、和モダンなテイストに仕上がるかどうかチェックするようにしましょう。





和モダンな空間づくりはぜひご相談ください


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慣れ親しんだ洋風な暮らしに日本らしさをプラスする和モダンインテリアは、家具や小物の選び方などに注意するだけで実現できるスタイルです。和モダンの空間づくりに迷ったときは、ぜひインゾーネにご相談ください。お客様のご希望を丁寧にお伺いした上で、モダンなスタイルの住宅に絶妙なバランスで和テイストを加えるアイデアをご提案いたします。