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平屋の間取りはどう決める?おしゃれに暮らすアイデアもご紹介

家のこと

Update:2022.07.16




平屋の間取りの決め方を、2LDK・3LDK・4LDKに分けて解説します。また、平屋ならではのメリットを活かしておしゃれに暮らすアイデアや、敷地が広く取れないときに実施したいアイデアも解説するため。ぜひ参考にしてください。






平屋の間取りのポイント





例えば2階建ての住宅であれば、1階にリビングや浴室などの家族共同で使うスペースを取り、2階は個室などのプライベートスペースを配置することができるでしょう。




しかし、平屋では、すべての部屋や設備が同じフロアにあるため、間取りに注意をしないと家族の動線が被り、暮らしにくくなるかもしれません。どのような間取りにすれば暮らしやすくなるのか、2LDK、3LDK、4LDKに分けて解説します。




2LDK


2つのベッドルームとLDKだけのシンプルな間取りでも、納戸やフリースペースを設けることで、収納力があり、暮らしやすい住宅になります。




<リビングから個室に入る間取り>


玄関からすぐに広いリビングへと繋がる間取りは、開放感があり、お客さまも呼びやすいという特徴があります。リビングを南に面するように作ると、明るさを確保しやすく、より暮らしやすくなるでしょう。




リビングから直接個室に入れるようにすれば、家族で過ごす時間も長くなります。浴室とトイレはリビングから廊下を通って行くようにすることで、シャワーやトイレの音を気にせずに過ごせるでしょう。




<個室と共有スペースを左右に分ける間取り>


玄関ホールから左は個室、右は共有スペースというように、生活空間をすっきりと2つに分ける間取りもあります。リビングを通らずに個室に行けるため、プライバシーを守りやすくなる点が特徴です。




<玄関の近くに個室を配置する間取り>


玄関ホールから廊下を通り、リビングやキッチンなどの共有スペースに行く間取りです。廊下に個室のドアを作ることで、玄関から入ってすぐに個室に行けるようになります。準備をしてすぐに玄関へと出られるため、朝の忙しいときに共有スペースを行ったり来たりせずに住む点もメリットです。




3LDK


3つのベッドルームを有する3LDKの間取りなら、子どもに個室を与えることも可能です。また、将来的に夫婦2人で生活する場合も、個室の1つを納戸として使えるため、収納スペースを確保しやすくなるでしょう。




<廊下なしの間取り>


玄関ホールとリビングが直結し、リビングから各個室、トイレ、洗面所に行ける間取りなら、廊下を作る必要がありません。廊下のない分、個室やリビングを広く取ることもできるため、空間を無駄なく活用できます。




<個室にロフトをつける間取り>


3LDKの平屋を作るためには、かなり広い敷地が必要になります。個室を3つ確保することが難しいときには、各個室にロフトをつけることである程度の広さを確保できるでしょう。ロフト部分に布団を敷けるようにすれば、床面積が狭くとも暮らしやすくなります。




<個室を奥に配置する間取り>


玄関ホールからすぐにリビングやトイレ、浴室などの共有スペースに行ける間取りもおすすめです。個室を家の奥に配置すれば、よりプライバシーを守りやすくなります。




4LDK


リビングやダイニングに加え、4つの個室を確保するとなると、ある程度広い敷地が必要です。また、各個室の窓の面積が狭くなり、室内が暗くなってしまうかもしれません。暮らしやすさを意識した4LDKの間取りを紹介します。




<回廊式の間取り>


玄関が角に来るように配置し、玄関からコの字型に廊下を作る間取りです。リビングや個室、浴室、トイレなどのスペースの入口はすべて廊下に面することで、生活動線が整理され、暮らしやすくなります。




<プライベートとパブリックを分けた間取り>


個室のうち1つを和室にし、セカンドリビングや客室として活用するのもおすすめです。玄関からすぐに和室に行けるようにすれば、お客さまも呼びやすくなるでしょう。また、トイレや洗面所などのお客さまが使う可能性がある空間も玄関の近くに配置し、リビングよりもさらに奥の部分に3つの個室を配置します。




<コの字型の間取り>


住宅全体をコの字型にし、真ん中に庭を配置し、庭を取り囲むように廊下を作ります。廊下が明るいため、家全体も明るいイメージになるでしょう。玄関からすぐの場所にリビング、ダイニングを配置し、さらに廊下を奥に進んだ場所に個室を配置します。






平屋にすべき?メリットとデメリット





平屋にするか2階建て以上の住宅にするか迷ったときは、メリットとデメリットを比較してみましょう。メリットが多く、デメリットが気にならないときは、平屋を選択することもできます。




メリット


平屋は階段がないため、バリアフリー住宅にしやすい点がメリットです。赤ちゃんからお年寄りまで安心して生活できるため、ライフスタイルの変化に対応しやすいといえるでしょう。また、同じフロアで家族が過ごすため、家族間のコミュニケーションが活発になるというメリットもあります。




デメリット


敷地が狭いときは、平屋は難しいかもしれません。坪単価が高くなりがちなため、費用がかかるわりには住空間が少ないと感じることもあります。




また、敷地いっぱいに住宅を建てるときには、日当たりが悪くなることもあるでしょう。特に隣接する住宅が2階建て以上で、なおかつ敷地いっぱいに建てているときは、屋内が暗くなる可能性があります。






平屋を広くおしゃれに暮らすアイデア5選





平屋を広く、おしゃれに暮らすアイデアを5つ紹介します。






  1. 庭とのつながりを意識した間取り




  2. 屋根で個性を演出




  3. 中庭や天窓で明るさを確保




  4. 移動しやすさに配慮した廊下代わりのウッドデッキ




  5. 間仕切り扉でライフスタイルの変化に対応






それぞれのアイデアについて、詳しく見ていきましょう。




1.庭とのつながりを意識した間取り


敷地が広くないときは、平屋の床面積が狭くなってしまいます。しかし、敷地いっぱいに建てると明るさを確保しにくくなるため、できれば庭も確保しましょう。




テーブルセットを置いたり、ウッドデッキを敷いたりすることで、庭も居住空間の一部として活用できます。床面積以上の暮らしやすさを手に入れるためにも、庭とのつながりを意識した間取りにしましょう。




2.屋根で個性を演出


2階建てよりは住宅が低いため、屋根部分で遊べるのも平屋の特徴です。片流れ屋根を選んだり、ロフトの部分だけ煙突のように突き出したりなど、屋根で個性を演出することもできます。




3.中庭や天窓で明るさを確保


敷地いっぱいに建物を建てるときは、屋内が暗くなる可能性があります。中庭や天窓を作り、採光できるようにしておきましょう。




4.移動しやすさに配慮した廊下代わりのウッドデッキ


廊下を作ると移動しやすくなりますが、床面積を有効に活用できなくなります。中庭に面してウッドデッキを敷き、廊下代わりに使うことも検討してみましょう。




5.間仕切り扉でライフスタイルの変化に対応


ライフスタイルの変化により、必要な個室の数が変わります。個室を大きめに確保し、中央部分に間仕切り扉を作れば、ライフスタイルの変化に合わせて個室の数を変えることが可能です。






おしゃれな暮らしはぜひインゾーネにご相談ください


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おしゃれな住宅は、ぜひインゾーネにご相談ください。インゾーネではお客さまのご要望を丁寧におうかがいし、ご希望を実現する間取りプランをご提案いたします。平屋や中庭などについてもお気軽にお問い合わせください。