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ウォークインクローゼットの広さの選び方!設置場所別に解説

家のこと

Update:2022.08.13





ウォークインクローゼットの適切な広さは、家族の人数や収納したいものの量によっても異なりますが、2〜4畳が一般的です。広さ別、設置場所別に分けて、それぞれどのような間取りや使い方が検討できるのか解説します。ぜひご覧になり、収納するスペースを十分に備えた住宅を作るヒントにしてください。





ウォークインクローゼットの広さはどう選ぶ?





注文住宅では、ウォークインクローゼットの広さも自由に決めることができます。狭すぎると必要なものをすべて収納できませんが、広すぎると居住スペースが狭まり、暮らしにくくなることがあるでしょう。




ウォークインクローゼットの適切な広さは、家族や収納するものの量によって異なります。選び方のポイントについて見ていきましょう。




家族の人数で選ぶ


ウォークインクローゼットを1つのみ作る場合は、ウォークインクローゼットの広さを家族の人数で決めることができます。家族みんなが使う季節のイベントグッズや家電などをウォークインクローゼットに収納し、各個人が使うもの、例えば洋服やバッグなどはそれぞれの個室にクローゼットを作って収納できるでしょう。




世帯ごとに差はありますが、家族の人数分の畳数にすると大体の荷物は収納できます。例えば2人家族であれば2畳程度のウォークインクローゼット、3人家族であれば3畳程度のウォークインクローゼットが適切です。




入れるもので選ぶ


ウォークインクローゼットを複数作る場合は、収納するもので広さを決めます。例えば、子ども部屋にウォークインクローゼットを設けるときであれば、子どもの洋服やおもちゃ、本などを収納できるスペースを確保しましょう。




また、階段下であれば季節の家電やクリスマスツリーなどのイベントグッズ、アウトドア用品なども入るスペースにすることもできます。収納したいものをリストアップし、十分な広さを取りましょう。





ウォークインクローゼットの広さ別の間取り・使い方





ウォークインクローゼットは2〜4畳が一般的です。2畳よりも狭いと収納力がなく、また、足の踏み場を確保しづらくなるため「ウォークイン」できない恐れがあります。反対に4畳よりも広いときは居住スペースが狭くなるだけでなく、「ウォークイン」する場所が広くなりすぎ、広さと比べて収納力を確保できない可能性があるでしょう。




2畳、3畳、4畳の3つのタイプに分け、間取りや使い方を紹介します。ぜひ参考にして、広さに合ったウォークインクローゼットを作っていきましょう。




2畳タイプ


2人暮らしなら、2畳タイプでも十分に日常の細々としたものを収納できます。洋服や趣味のグッズなどが多い場合であれば、2畳タイプのウォークインクローゼットを階段脇やリビングそばなどのアクセスしやすいところに設置し、個室や寝室に通常のクローゼットを設けることができるかもしれません。




2畳タイプの間取りは、中央に通路、左右に棚・ハンガーパイプが一般的です。通路を狭めにするとハンガーパイプの奥行きが広くなり、スーツやジャケットのように幅がある洋服も収納しやすくなります。




3畳タイプ


3人家族や4人家族であれば、3畳タイプがおすすめです。3畳タイプを選ぶ場合も、各個人の荷物で入り切らないものは寝室や個室に収納するようにしましょう。




3畳タイプの間取りは、左右に棚やハンガーパイプ、突き当りにも棚やハンガーパイプを設置するコの字型が一般的です。洋服以外を収納する場合であればハンガーパイプを作らずにオープンなスペースにしておくと、後で用途に合わせて棚を取り付けることもでき、より柔軟にクローゼットをアレンジできます。




4畳タイプ


4人家族以上であれば、4畳タイプのウォークインクローゼットもおすすめです。小ぶりの部屋と変わらない広さのため、かなり容量があるので、荷物が多いご家庭やアウトドア用品などのかさばる家財が多いケースにも対応します。




しかし、広さがある分、デッドスペースも広くなりがちな点に注意が必要です。中央部分にも棚を作るなどして、スペースを有効活用できるようにしておきましょう。






ウォークインクローゼットの設置場所別の間取り・使い方


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ウォークインクローゼットは設置場所によっても間取りや使い方が異なります。ウォークインクローゼットを作ることが多い次の5つの場所別に、使いやすい間取りやおすすめの用途について見ていきましょう。






  • 寝室




  • 廊下




  • 洗面所




  • 子ども部屋




  • キッチン






寝室


寝室にウォークインクローゼットを作るときは、洋服やバッグなどの身につけるものをメインとして収納します。広い場所を確保できる場合であれば、ウォークインクローゼットの中に全身が映る鏡を設置して、着替えの場所にすることもできるでしょう。




家族と一緒の寝室で寝起きの時間が異なるときは、あまりバタバタと着替えをするのは気が引けるものです。しかし、ウォークインクローゼット内に着替えスペースがあれば、時間を気にせずに身支度を整えることができます。また、ウォークインクローゼットから廊下に出られるようにドアを取り付けておけば、着替えてすぐに出掛けることも可能です。




廊下


廊下にウォークインクローゼットを設けるときは、個人のものよりは家族みんなで使うものを収納するのに適しているでしょう。ウォークスルータイプにして各個室をつなぐように配置すると、更衣室としても使えます。




洗面所


洗面所の横にウォークインクローゼットを設置すると、身支度を整えるパウダールームとして活用することができます。




例えば、洗面所と浴室が隣接する間取りの住宅であれば、ガウンやパジャマなどの入浴後に着用する衣類や下着をウォークインクローゼットに入れておくことで、手ぶらで入浴できるようになるでしょう。わざわざ個室に着替えを取りにいかなくても良いため、動線がシンプルになります。個室が2階、3階にある場合には特におすすめの使い方です。




子ども部屋


日々成長する子どもは、大人以上に荷物が増えます。おもちゃや学用品、洋服などを置く場所に困っているご家庭も多いのではないでしょうか。




リビングや廊下のクローゼットなどに荷物を分けて収納することもできますが、子ども部屋に大きめのウォークインクローゼットを作り、まとめて収納すると、探し物を減らすことができるでしょう。また子どもが「片付けること」「自分のものは自分で管理すること」を学ぶ機会にもなります。




キッチン


キッチンの横にウォークインクローゼットを設置すると、非常時の食料、飲料水のストック、キッチン家電などもまとめて収納でき、パントリーとしても活用できます。玄関からキッチンに行くまでの動線の途中にウォークインクローゼットを作れば、買ってきたものをすぐに収納できるようになり、重いものを持って家の中を歩かずに済むでしょう。




また、キッチンが玄関と近い場合は、アウトドア用品や趣味のグッズなどを収納するスペースとしても活用できます。重いものや移動が難しいものの置き場としてもウォークインクローゼットを作ってみてはいかがでしょうか。





使いやすいウォークインクローゼットを作ろう


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ウォークインクローゼットがあると、大きなものやかさばるものを簡単に収納でき、家のなかがすっきりとします。家族の人数や収納するもの、設置する場所によって広さを使い分け、便利に活用していきましょう。




インゾーネでは、ウォークインクローゼットに注目した家づくりもサポートしています。ぜひお気軽にご相談ください。