伊藤
2018年10月09日
北欧のあかり
こんにちは。設計の伊藤です。
朝晩は冷え込むことが多くなりましたね。
そこで今回は、あたたかな"あかり"のお話をしようと思います。
私は照明がとても好きなのですが、
中でも北欧を代表する照明メーカーLouis Poulsenの
Pakhusという照明がお気に入りです。
1751年に建てられた倉庫をデンマーク外務省がレセプション・会議棟として改築した際、
天井の梁の間に高く取付けて天井面を照らす効果を得るためにデザインされたそうです。
この特徴的なリングは、
水平方向へのグレア(視界に強烈な光があるとまぶしく感じる現象)をカットし、
まぶしさを抑えてくれます。
また、リングから漏れる光がやわらかくあたたかな空間を作ってくれます。
「暗く、長い、寒い冬」
この季節をおうちの中で過ごす北欧の人々にとって、
あかりはとても重要なものです。
心もあたたまるような優しい光と
消灯時もデザインとして美しいあかり。
室内を照らすということはもちろん、
あかりが室内の雰囲気を作るという北欧の人々の考え方は、とても勉強になります。
これから来る北海道の長い長い冬も、素敵なあかりで乗り越えたいですね。
参考:https://www.louispoulsen.com/jp/frontpage/