佐々木
2015年03月01日
温水暖房パネルいろいろ。
ブログをやたらと連投しておりますが、
この後はしばらく休みます。休ませてください。設計の佐々木です。
inZONEの家の暖房システムは「セントラルヒーティング」です。
洗面所などに設置したボイラーで沸かした温水を、
各所に設置した暖房パネルに給湯管で送水します。
パネルを通過してきたお湯は、空間を暖めた分の熱量を失い、
温度が下がってボイラーへ戻ってきます。
まずは大元のボイラーです。
これはガスを熱源とするエコジョーズです。
煙突のところまで約2mあります。
基本のパネルはこのようにスマートな平面型です。
ピーエス工業さんのパネルを採用しています。
最近の家の断熱性能は全般的に上がっていますが、
それでも窓はやはり弱点です。
そこで大きな窓の場合、冷気が窓から降りてくる「コールドドラフト」を防ぐために
なるべく窓下にパネルを配置します。
これは床置型です。
こちらは床下にパネルを埋め込んでおくタイプ(オプション)です。
他のパネル設置方法は当然、冷気止めと暖房を兼ねるのですが、
この方式は事実上、冷気止め専門になります。
足元を暖めるためにカウンター下に設置する場合、
カウンター天板にスリットを空けて、暖気が昇ってゆけるようにします。
左側手前のパネルは縦型です。
フックを付けて、コートなどをかけることができます。
他に画像が無かったので回りくどいですが、
鏡に映っているタオルウォーマータイプ(オプション)も空間のアクセントになります。
ちなみに、正面の金物は洗濯機用水栓です。
オプションの単水栓ですが、デザインがとてもよいですね。
以上、少しでも参考になりましたら幸いです。