先週は病欠で皆さまにたいへんご迷惑をお掛けしました。
何とか、生還しました。設計の佐々木です。

療養中、手持ちの画像を整理していたところ、
まだご紹介していなかったけれどぜひお見せしたいお住まいがありました。


一見すると出入口がわからないように立てたコンクリートの自立壁に守られて、
重厚な木製断熱ドアが配されています。


玄関内の壁には無垢板のパネルを設置しました。
照明で陰影がさらに浮き出るように計画しています。


リビングです。アンティークなタイルも見ものですが、
浮かせたような間口4.5mのAVボードも必見です。


リビングから振り返ると、間口3mのアイランドキッチンが鎮座しています。
面材の色調をシックに揃えたこの一隅で、ステンレスの天板とレンジフードが
シャープな印象を与えます。
格子の上吊り大型片引き戸も特注の建具です。


ホテルライクなパウダールームは、
Wボウル・間接照明・モザイクタイル貼りとフル装備です。

メインとは別に設けたサブリビング、もうひとつのパウダールーム、各階トイレなども造り付け家具や造作が
施してあり、天井高の操作や大開口窓の配置と併せて、設計者として手応えを感じたお住まいでした。
同じレベルの物件を、と今言われたら腰が引けそうなのは病み上がりだからでしょうか（笑）。