このブログで何か紹介できるものはないものか...とひとしきり考えてみましたが、

最近よくみている映画の話などをしてみようかと思います。

ちょっと家づくりからは離れてしまいますが、

おうちに大きなテレビをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますので、

レンタルビデオ屋さんで悩んだときにでも思い出して頂ければ幸いです。

昨年末くらいからずっと「面白いから見て～」と言い続けているのが、

ポール・トーマス・アンダーソン監督の「ザ・マスター」。

この映画は主演のホアキン・フェニックスがもうほんとうにすばらしい！

冒頭のシーンからすでに引き込まれていきます。

内容は、第二次大戦の復員軍人である主人公が、日常社会に溶け込めず、

ある日であった新興宗教の教祖に魅かれてどっぷり入り込んでいく、という筋です。

ストーリーはお世辞にもわかりやすいとは言えませんが、映像が大変美しく、

また登場人物たちの感情の動き、とりわけ主演のホアキン・フェニックスの苦悩が

見事に描かれていて、個人的には昨年度のもっともよかった映画だと思っております。

また、先日亡くなったフィリップ・シーモア・ホフマンが教祖役を演じていますが、

彼もまた大変すばらしい役者さんで、主人公とのやりとりを見ているだけでも

スリリングで楽しめます。

アクションでもなく、ハートフル映画でもないのですが、最後に心に残るものはとても大きい。

大好きな映画です。