HOME > オーナーインタビュー > 好きなインテリアの空間って本当に心地いいと実感してます
今回は、インゾーネデザインラボの
マネージャー 加藤尚和の自宅のお話です。
完成したのは2012年12月。
結婚準備と家づくりがシンクロしながら進みました。
「結婚したら、いずれ家を建てよう」とは思っていましたが、「結婚と同時に」というところまではイメージしていませんでした。それが、結果、プロポーズ・入籍・結婚式と、土地探し・住宅建築・引っ越しが10ヵ月の間にすべて完了することに。背中を押してくれたのは、インゾーネデザインラボで住まいづくりのご相談をお受けしていた、お客さまたちです。
借家から新婚生活をはじめるのではなく、結婚をきっかけに家を建て、結婚式の前後には入居を果たす"建てちゃった婚"の方が多かったのです。「そういう考え方もあったんだ」と刺激を受け、2012年の4月にプロポーズした翌5月には土地を見つけて購入。
9月には工事が着工し、入籍も完了。12月に入って、完成した新居に引っ越し、2013年の1月に結婚式を挙げました。
インゾーネ入社のきっかけにもなったイスは、ひと目見て惚れ込んだイタリア モルテーニ社のGLOVEチェア。あわせてコーディネートされていたダイニングテーブルも、ガラスの天板で重厚感がありつつ、脚のデザインが斬新。目にして以来ずっと、家を建てたら絶対に置きたいと思っていました。さらに、ソファならコレ!と選んだのが、デンマーク アイラーセン社のBASELINE。もともと馬車メーカーだったこの会社のソファは、座り心地と耐久性を追求した究極的にいいスグレモノです。
独身時代に住んでいた1DKでは置くことさえできなかった、これらの家具にワクワクしながら、配置やボリューム感を前提に間取りを考え、内装をプランニング。好きなインテリアに合う空間を考えることに、惜しみなく時間を費やしました。
緑豊かな周辺環境の中にたたずむ、屋上にルーフテラスを備えた2階建て・36坪の新居。家全体はイタリアンモダンをベースに、インテリアコーディネートでは「自然」を一つのテーマとして、内装を考えていきました。
床のダークブラウンの無垢フローリングは、土。その上に敷いた少し毛足の長いグリーンのラグは、芝生。階段とリビングの間の壁にはゴツゴツと力強さのあるタイルを張り、岩壁に。それぞれをそれぞれに見立てた3つを基調に、その他のインテリアを構成しています。また、同じように基本色は茶・白・グリーンですが、「やっぱりアクセントが欲しい」と赤をポイントに。グラスなど小物であれば、気分や季節で変えることができます。入居から2年、アクセントカラーは赤から紫に変わっています。
2階はLDKとバスルーム、ユーティリティのある暮らしのメインステージ。1階は3つの個室を設けたプライベートゾーン。寝室以外の2部屋は、妻のフィットネスルームと、ドラムセットを置いた夫の音楽部屋として使っています。
住まいで大事なのは"暮らし"という中身。それを象徴する一つが、心地よさを体感できるインテリアです。家に合わせて後から家具をそろえるのではなく、居心地感に直結する家具から空間を考えれば、暮らしへのフィット感、そして住まいの完成度も高くなるはず。自らの家で実践してみたら、本当にそう実感することができました。
家は建ったときが完成ではありません。なにかを足したり、少し雰囲気を変えてみたり、そんな変化を日常的に楽しめるのもインテリアの魅力だと感じています。